オーストラリアのカンタス航空は、最大19億豪ドル（約1400億円）の資金を調達するほか、全従業員の約20％に相当する6000人以上を削減する計画だ。新型コロナウイルスの感染拡大で、世界中の航空会社が大半の運航を停止している。
25日の発表資料によると、同社は国際線の運航関連業務などで従業員１万5000人の一時帰休措置を継続。ボーイング７４７の残り６機の退役を半年前倒しして直ちに実施するほか、今後約１年にわたり100機前後の運航を停止することも明らかにした。
５月時点では、2021年12月まで現在の状況に耐え得る十分な流動性があるとしていた。
同社はコスト削減を柱とする３カ年の再建計画も発表。３年間で計150億豪ドルの節減を目指す。
豪州の国境閉鎖が来年まで続く公算が大きいとの政府発表を受け、カンタスは10月下旬まで大半の国際線の運航を停止すると今月これまでに明らかにしている。
アラン・ジョイス最高経営責任者（ＣＥＯ）は、国内市場の回復見通しは良好だとしながらも、国際線の復旧には数年かかる可能性があるとの見方を示した。
アラン・ジョイスＣＥＯ
原題：Qantas to Raise $1.3 Billion and Cut at Least 6,000 Jobs (2)（抜粋）
(２段落目以降で計画の詳細を加えて更新します)
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiQ2h0dHBzOi8vd3d3LmJsb29tYmVyZy5jby5qcC9uZXdzL2FydGljbGVzLzIwMjAtMDYtMjQvUUNHRDc5VDFVTTBYMDHSAQA?oc=5
2020-06-24 23:54:00Z
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