リニア中央新幹線の静岡県内の工事の未着工問題をめぐり、静岡県の川勝平太知事とJR東海の金子慎社長が26日午後、県庁で会談した。6月中の着手が必要としていたトンネル工事(8・9キロ)の準備について、川勝知事は同意するかに明確に言及せず、平行線に終わった。同社がめざす2027年開業は遅れる公算が大きい。
この問題でのトップ会談は初めて。午後1時半からの会談では、金子社長は27年開業に向けた工期が切迫しているとして、準備工事への同意を重ねて求めた。同時に水の保全についても対策を徹底すると伝えた。
これに対し、川勝知事は「リニア自体には反対していない」とし、準備工事に一定の理解を示したものの明確に同意はしなかった。
南アルプスを貫くトンネル工事…
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2020-06-26 06:41:51Z
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