【NQNニューヨーク=古江敦子】22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前週末比153ドル50セント(0.6%)高の2万6024ドル96セントで終えた。新型コロナウイルス感染の再拡大への警戒感から売りが先行した。ただ、業績がコロナの影響を受けにくい主力ハイテク株が成長期待の買いで上げると投資家心理が好転。ダウ平均は午後に明確に上昇に転じた。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は7日続伸した。前週末比110.35ポイント(1.1%)高の1万0056.47で終え、ほぼ2週ぶりに過去最高値を更新した。
アナリストが目標株価を引き上げたスマートフォンのアップルが3%高となり、上場来高値を更新。同社は22日、新技術を発表する恒例の世界開発者会議を開催し、製品開発力を好感した買いも入った。会議ではiPhoneの新基本ソフト(OS)を紹介。独自開発の半導体を搭載したパソコンの生産開始も表明した。
ハイテク株はコロナのまん延が事業の逆風になっておらず、成長期待の買いが入りやすい。低金利が続くとの見方も、高PER(株価収益率)銘柄が多いハイテク株の相対的な投資魅力を高めている。22日はソフトウエアのマイクロソフト、動画配信のネットフリックスも上場来高値を更新した。
米株市場は朝方は売りが先行し、ダウ平均は200ドル強下げる場面があった。米国ではカリフォルニア州とフロリダ州で21日に1日当たりの感染者数が過去最高となり、複数の州で感染者が急増したことで米経済活動の正常化が遅れると懸念された。
ブラジルなど中南米では感染拡大が続き、ドイツでは感染者1人から新たに何人が感染するかを示す指数が上昇した。アジアや欧州の株式相場が下げ、米株にも売りが波及した。
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2020-06-22 20:34:19Z
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