ソフトバンクグループの孫正義社長は25日の株主総会で、同日付で中国アリババ・グループ・ホールディングの取締役を退任したことを明らかにした。
孫社長は退任の理由について、「円満なもの」とした上で、アリババ創業者の馬雲(ジャック・マ-)氏もソフトバンクGの取締役を退任するため、私も「卒業する」と述べた。
また、保有分の3分の2を売却すると発表したTモバイルUS株ついて、残りの分は継続的に保有する考えを示した。孫社長は「3分の1は売りたくない」と述べ、「ドイツテレコムとの契約上も保有を継続すべきというような合意になっている」ことも明らかにした。残りの保有株の大半については、ドイツテレコムが購入できるオプション(行使期限2024年6月)の対象となっている。
自社株買いと負債削減を目的に3月に公表した4兆5000億円の資産売却計画に関しては、8割を達成し、残りの2割にもめどがついたと表明。総額2兆5000億円の自社株買いは「着実に実行したい」と語った。既に5000億円の取得は終了している。
直近の保有株式価値は30兆円まで回復した。3月末は28兆円だった。新型コロナウイルスの影響で一時半減した自社の株価については、「市場はやや過剰反応したのではないかと思っている」と述べた。
(総会での発言詳細を追記します)
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2020-06-25 01:45:00Z
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