17日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=114円台後半まで円安・ドル高が進んだ。2017年3月以来、4年8カ月ぶりの水準となる。米商務省が発表した10月の小売売上高が市場予想を上回り、米景気は堅調との見方から投資家が積極姿勢を強めた。日米金利差の拡大も円売り・ドル買いにつながった。
円は対ドルで一時1ドル=114円97銭近辺まで下落した。米連邦準備理事会(FRB)による利上げが前倒しになるとの見方が強まり、大規模な金融緩和を続ける日銀との違いが鮮明になったことが円売り・ドル買いを促している。原油価格の上昇で日本の貿易収支が悪化するとの見方も、実需面の円安圧力として意識されている。
円相場は先月、9月の米小売売上高の発表を受けて一気に円安・ドル高が進み、10月20日に1ドル=114円台後半をつけていた。その後は113~114円台で推移していたものの、10月の米小売売上高で米経済の先行きへの期待感が改めて強まった。
米小売売上高の上昇を受け、長期金利の指標となる米国の10年債利回りは16日、約3週間ぶりとなる1.6%台半ばまで上昇した。日米金利差の拡大も円売り・ドル買いにつながっている。
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2021-11-17 04:00:56Z
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