20日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発し、前日比24円77銭(0.09%)高の2万8631円53銭で前場を終えた。18日に付けた年初来高値(2万8658円)を上回る場面もあった。政策期待の買いが半導体株などに入り、相場を押し上げた。朝方は欧米の金融引き締め長期化観測を背景に売りが先行し、下げ幅は160円を超える場面もあったが、上昇に転じた。
20日午前に岸田文雄首相が海外からの投資促進策の一環として半導体などの分野でサプライチェーン確立の数値目標を盛り込んだ「アクションプラン」を月内にも示すと伝わった。朝方は軟調だった東エレクなど値がさの半導体関連の一角が買われて日経平均を押し上げた。
前日に発表された3月の訪日外国人客数が前年同月の27倍に増えた。インバウンド消費の回復期待で小売り株などに買いが優勢となったことも相場の支えとなった。
半面、前日発表の英物価指標でインフレ高止まりが確認され、欧米の金融引き締めが長引くとの懸念が相場の重荷になった。日経平均は年初来高値圏にあり、利益確定売りが出やすい。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆1025億円、売買高は4億4741万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1044、値下がりは671、変わらずは119だった。
高島屋、三越伊勢丹の上げが目立った。キーエンス、アドテストも高い。一方、ソフトバンクグループが下げた。郵船、三菱商、伊藤忠が安かった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2023-04-20 02:58:06Z
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