Jumat, 31 Mei 2024

DMMビットコイン482億円流出、金融庁は原因究明求める - 日本経済新聞

DMM.com(東京・港)グループで暗号資産(仮想通貨)交換業を営むDMMビットコイン(同・中央)は31日、ビットコインが不正に流出したと発表した。流出額は482億円相当で、流出した顧客のビットコインはグループ会社の支援のもとで全額保証する方針も明らかにした。

金融庁は資金決済法に基づく報告徴求命令をDMMビットコインに出し、原因の究明や顧客の保護を求めた。

警察当局も流出の発生を把握し、情報収集を始めた。DMMビットコインは発表資料で「被害状況の詳細は引き続き調査中」と説明した。記者会見の有無など今後の対応については「(ウェブサイトに掲載した)お知らせの内容以外で決まっていることはない」とコメントした。

DMMビットコインはビットコインなど40弱の仮想通貨を扱う交換業者だ。同社の2023年3月期の事業報告によると、37万の顧客口座を抱える。不正流出を受け、新規口座開設の審査や、現物取引の買い注文の停止など一部のサービスを制限した。

同社によると、不正流出を検知したのは31日午後1時26分頃。不正流出した数量は約4500ビットコインと判明した。不正流出対策は実施したものの、追加の安全確保のため一部サービスを停止したという。

暗号資産交換業者からの仮想通貨の流出事案は過去にも複数回発生している。14年にマウントゴックスから480億円、18年にはコインチェックから580億円が流出した。21年にリキッドから100億円が流出して以降は国内交換業者からの流出事案は発生していなかった。金融庁が交換業者に業務改善命令を出した事例もある。

過去最大の流出額となったコインチェックの事案では、18年1月に同社が顧客から預かっていた「NEM」と呼ばれる仮想通貨が不正アクセスにより外部へ送金された。同社従業員の端末がマルウェアに感染し、管理するためのパスワードにあたる秘密鍵を盗まれた。NEMの保有者に対しては日本円で返金された。

コインチェックの巨額流出は交換業者に対する規制の強化につながった。政府は19年の法改正で、顧客の仮想通貨を、ネットワークから遮断された「コールドウォレット」など信頼性の高い方法で管理することを義務付けていた。

DMMビットコインは、16年に「東京ビットコイン取引所」として設立され、17年に暗号資産交換業の登録を受けた。23年3月期の通期決算では、仮想通貨の売買などで19億円の営業収益を計上した。

ビットコインを巡っては、ビットコインで運用する上場投資信託(ETF)が米国で登場するなどして投資家からの引き合いが強まり、3月に価格が1000万円を超えて過去最高を記録した。国内交換業者での仮想通貨の口座開設者数も増加傾向にあった。

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2024-05-31 15:31:19Z
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ソフトバンクG社債、利率3.03% 個人向け5500億円 - 日本経済新聞

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2024-05-31 08:02:29Z
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【日本市況】株反発、高金利継続で金融に買い-債券は再び売られる - ブルームバーグ

31日の日本市場では、前日ようやく反発した債券が再び下落。日本銀行の金融政策正常化への警戒から投資家は売りスタンスを崩さない。株式では高金利が収益を押し上げると期待される銀行や証券など金融株が買われ、TOPIXは2カ月ぶりの高値となった。円は小動き。

  世界の投資家は日銀の金融政策の行方に注目している。日銀はこの日、減額が警戒されている国債の買い入れに関し、定例の買い入れオペを通知した。各年限とも前回の買い入れ額を据え置いたが、予想通りだとして買い材料視されず、むしろ午後に入り先物は下げ幅を広げた。

  岡三証券の鈴木誠シニア債券ストラテジストは、債券市場では日銀政策の正常化を織り込む動きが加速しており、国債利回りには上昇圧力がかかりやすいと指摘した。

  総務省が朝方発表した全国の物価の先行指標となる5月の東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は、前年同月比1.9%上昇と伸び率が前月から拡大した。ただ、市場予想と一致したため、相場への影響は限定的だった。米国で金融当局が重視する個人消費支出(PCE)価格指数が日本時間の今晩に発表されるため、様子見ムードが強かった。

31日の日本市場の株式・債券・為替相場の動き
  • 長期国債先物6月物の終値は前日比21銭安の142円99銭
  • 新発10年国債利回りは1.5ベーシスポイント(bp)高い1.07%
  • 東証株価指数(TOPIX)の終値は前日比1.7%高の2772.49
  • 日経平均株価は1.1%高の3万8487円90銭
  • 円は対ドルで前日比ほぼ横ばいの156円89銭-午後3時25分現在

債券

  債券相場は下落。日銀が早期に国債買い入れ減額や追加利上げを行うことへの警戒感から売りが優勢だった。

  日銀は午前の金融調節で定例の国債買い入れオペを通知し、対象となる全年限の買い入れ額を前回から据え置いた。日銀は午後5時に6月の国債買い入れ予定(オペ紙)を公表する。

  三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、オペ紙も変更はないとみており、日銀から新しい情報は提供されないと指摘。「国債買い入れオペを巡る不透明感が解消されない限り、上値の重い展開が続く」との見方を示した。

新発国債利回り(午後3時時点)

 2年債5年債10年債20年債30年債40年債
 0.400%0.640%1.070%1.880%2.230%2.380%
前日比横ばい+1.0bp+1.5bp+1.5bp+3.0bp+3.0bp
先物中心限月の推移

株式

  東京株式市場でTOPIXは1カ月ぶりの上昇率で3月27日以来の高値を付けた。国内金利が高水準を維持する中、銀行や証券といった金融株が買われ、東証33業種は全て高い。MSCIの銘柄入れ替えに伴う売買で東証プライムの売買代金は7兆円超と、市場再編以降の最大を記録した。

  シティグループ証券が投資判断を引き上げた大和証券グループ本社を中心に証券株が軒並み高。TOPIX銀行指数も構成銘柄のほぼ全てが値上がりして2007年以来の高値を付けた。東京電力ホールディングスなど電力株の上げも目立ち、自社株買いを発表した関西ペイントは大幅高。半面、米ハイテク株安を受けて東京エレクトロンやレーザーテックなど半導体関連株の一角は安い。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンドマネジャーは、投資家は下落局面で買ってはいるが、株価が安く見えるからといって飛びつくことはないと指摘。日本の金融政策には不透明感があり、10年債利回りが30日に1.1%まで上昇したことで様子見ムードだと語った。

TOPIXの日中の動き

外国為替

  東京外国為替市場の円相場は1ドル=156円台後半で前日終値を挟んで推移。月末関連の取引が一巡するとPCE価格指数を前に積極的な売買が手控えられ、動きがさらに小さくなった。

  外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長は「基本的にPCE待ちだが、実際はもう来週の米雇用統計待ちに近い雰囲気だ」と説明する。ただ、5月中に発表された米経済指標からは景気に息切れ感が見られることから、「PCEが下振れた場合、9月の利下げ織り込みが進む可能性がある」と述べ、ドル安・円高になる可能性を指摘した。

ドル・円の推移

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2024-05-31 05:15:59Z
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Kamis, 30 Mei 2024

米新規失業保険申請件数、前週比0.3万件増の21.9万件-予想21.7万件 - ブルームバーグ

:先週の米新規失業保険申請件数は前週比0.3万件増加し、21.9万件となった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は21.7万件だった。 前週は21.6万件。速報値は21.5万件。

  より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は22.3万件に増加した。

  季節調整前ベースでは19.6万件。前週は19.3万件。

  失業保険の継続受給者数は5月18日終了週に0.4万人増の179.1万人。

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2024-05-30 12:31:38Z
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東証大引け 日経平均は3日続落 一時900円安 日米金利上昇に警戒感 - 日本経済新聞

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2024-05-30 06:33:58Z
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Rabu, 29 Mei 2024

円が対ドルで下げ拡大、一時157円57銭-急騰前の水準に戻る - ブルームバーグ

29日のニューヨーク外国為替市場の円相場は1ドル=157円57銭まで下落。日本時間2日早朝の円急騰前の水準まで戻った。

為替直近値前営業日比変化率
ブルームバーグ・ドル指数1254.335.220.42%
ドル/円¥157.56¥0.390.25%
ユーロ/ドル$1.0811-$0.0046-0.42%
  米東部時間11時31分

  依然として大きい日米金利差を背景としたドル高・円安基調が根強く、円買い介入が実施された可能性が高まる中で市場ではその効果に対して懐疑的な見方が根強い。

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    2024-05-29 15:21:00Z
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    日銀 安達審議委員「拙速な利上げは避けなければならない」 | NHK - nhk.or.jp

    この中で、安達委員は、外国為替市場で続く歴史的な円安への対応について、為替レートの安定のために金融政策を頻繁に変更するのはふさわしくないと前置きしたうえで「過度な円安の状況が長期化し物価安定の目標の実現に影響を与えると予想される場合には、金融政策による対応も選択肢の1つになる」などと述べ、想定以上に物価が上昇する場合には追加の利上げが必要になるという考えを示しました。

    ただ、日銀が目指す持続的・安定的な物価上昇が確信を持って実現できる状況ではないとして「わが国経済が回復する機運に水を差すといった、拙速な利上げは絶対に避けなければならない」と述べました。

    一方、大規模な金融緩和策のもとで続けてきた国債の買い入れについては、市場の需給などを踏まえながら段階的に減らしていくことが望ましいという考えを示しました。

    講演のあとの記者会見で安達委員は、来月の会合での利上げを含む政策変更の可能性について「今のところ物価目標の達成が100%になる時期は見通せていないので、次にやるのかやらないのかというような議論は、まだ早いのかなと思う」と述べました。

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    2024-05-29 10:04:43Z
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    Selasa, 28 Mei 2024

    米消費者信頼感指数、5月は102.0に上昇-予想96.0 - ブルームバーグ

    米国の消費者信頼感は市場の予想外に上昇した。信頼感が高まるのは4カ月ぶり。事業環境と労働市場に対するネガティブな見方が弱まった。

    キーポイント
    • 5月の米消費者信頼感指数は102.0に上昇
      • ブルームバーグが実施したエコノミスト調査での予想全てを上回った
      • 市場予想の中央値は96.0への低下
      • 前月は97.5(速報値97.0)に上方修正
      • 米民間調査機関のコンファレンスボードが発表

      現況指数は143.1と、1月以来の上昇。期待指数は74.6で、上昇幅は昨年7月以来最大となった。

    US Consumer Confidence Rebounds | Sentiment gauge rises ater three months of declines

      消費者信頼感指数は5月は上昇したものの、ここ数カ月は低下傾向が続いてきた。根強いインフレや過去最高水準にある家計債務、労働市場の軟化が背景にある。また米金融当局が金利を高水準で維持していることもあり、有権者は総じて景気に対して悲観的だ。

      そうした見方は5月の消費者信頼感指数にも表れている。向こう1年間にリセッション(景気後退)が起きる可能性が高いとの回答比率は、前月に続き上昇した。

      今回の統計では、労働市場と事業環境に対する見方が相対的に明るい内容となった。一方、消費者は物価上昇と家計を巡り懸念を強めていることが示された。

      消費者はインフレに対する懸念を強めているとみられる。平均の期待インフレ率は今年最高に上昇した。

      統計の詳細は表をご覧ください。

    原題:US Consumer Confidence Rises for First Time in Four Months(抜粋)

    US May Consumer Confidence Rises to 102.0; Est. 96.0

    (詳細を追加し、更新します)

    これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。

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    2024-05-28 14:08:49Z
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    【日本市況】長期金利上昇止まらず、日銀政策への警戒強い-円強含み - ブルームバーグ

    28日の日本市場では長期金利が12年ぶりの高水準を連日で更新した。日本銀行による金融政策修正への警戒感が強く、債券売りが続いている。金利高で買われていた円はやや戻した。

      先物が上昇して取引を開始した債券相場は次第に売り注文が優勢になった。日銀の早期国債買い入れ減額や追加利上げ観測が根強い。10年クライメート・トランジション(移行)利付国債入札も無難予想に反して若干弱めだった。金利上昇で円は対ドルで買われたが、前日終値まで戻された。日本株は方向感を欠く値動きだった。

      27日の米国が休場で手掛かりに欠けた日本市場では、債券市場を中心に日銀政策への警戒感が想像以上に強いことが浮き彫りになった。日銀の植田和男総裁と内田真一副総裁の27日の発言は、直後の市場の反応は限定的だったが、解釈についてはタカ派的だったとの見方が出てきている。

      大和証券の阿部健児チーフストラテジストは「副総裁のデフレ克服への自信から当面、金融緩和を後退させる方向で政策を運営すると考えられ、総裁の注意深く進んでいくとの方針からは金融引き締めの中心は政策金利のゆっくりとした引き上げではないか」と28日付リポートで指摘した。

    28日の国内債券・為替・株式相場-午後3時過ぎ
    • 新発10年債利回りは前日比1.5ベーシスポイント(bp)高い1.035%と2012年4月以来の高水準
    • 長期国債先物6月物の終値は2銭安の143円50銭
      • 一時14銭安の143円38銭と14年以来の安値を付けた
    • 円相場は対ドルでほぼ横ばいの1ドル=156円83銭
      • 一時156円62銭まで上昇
    • 東証株価指数(TOPIX)終値は0.1%高の2768.50
    • 日経平均株価は0.1%安の3万8855円37銭

    債券

      債券相場は下落。長期金利は1.035%と前日に続き12年ぶりの高水準を更新した。日銀の政策修正への警戒感が強く、10年移行国債入札も金利先高観から弱めの結果に終わった。

      2月以来2回目となる10年移行国債入札は、発行額が減ったこともあり無難な結果が予想されていたが、日銀の政策修正観測の高まりで手控えられ、最高落札利回りが予想を上回った。

      SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは、金利先高観による手控えに加えて「日銀の国債買い入れの対象になるか不透明なこともあり、流動性リスクが意識された」と指摘する。

    新発国債利回り(午後3時時点)

     先物2年債5年債10年債20年債30年債40年債
     143円50銭0.350%0.590%1.035%1.855%2.180%2.330%
    前日比2銭安+0.5bp-0.5bp+1.5bp-0.5bp+1.0bp+1.0bp
    先物中心限月の推移

    為替

      東京外国為替市場の円相場は1ドル=156円台後半で推移。鈴木俊一財務相が円安のマイナス面に対する懸念を示したほか、月末を控えてドルが幅広い通貨に対して売られていることが円の追い風となった。

      三菱UFJ銀行金融市場部為替トレーディンググループの大原豪上席調査役は、財務相の発言のほか、前日の植田総裁や内田副総裁の発言がタカ派的だったことが「円金利の押し上げ要因となっており、円の支えとなった」と指摘。

    ドル・円の推移

    株式

      東京株式相場はTOPIXが小幅に続伸した一方、日経平均株価は下落した。前日終値を挟んで方向感に乏しい値動きとなる中、電力を筆頭に公益関連株といったバリュー株が値を上げた。半導体関連などグロース株は売りが優勢だった。

      女川原子力発電所2号機の安全対策工事の完了を発表した東北電力を筆頭に電力株は大幅に上昇した。TOPIX業種別指数の電気・ガス業指数は一時4%近く値上がりし、11年3月11日の東日本大震災の以来の高値を付けた。

    電力株急伸、女川原発再稼働に期待-みずほ証は3社目標株価上げ

      レオス・キャピタルワークスの福江優也トレーダーは、売買は低調だがバリュー株は好調だと指摘した。銀行株などのバリュー株は国内金利の上昇期待もあって底堅く推移。世界的な景気循環に連動するグロース株の多くは米国市場の休場を受けて動意に乏しく、相場の重しとなった。  

    TOPIXの推移

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    2024-05-28 04:48:31Z
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    Senin, 27 Mei 2024

    5月の月例経済報告「足踏みも 緩やかに回復」基調判断維持 | NHK - nhk.or.jp

    政府は、27日、関係閣僚会議を開き、今月の月例経済報告をまとめました。

    この中で「生産」は「このところ持ち直しの動きがみられる」と判断を引き上げました。

    認証取得の不正をめぐって生産を停止していた自動車メーカーが徐々に生産を再開しているほか、電子部品についても市況の改善を受けて生産が持ち直しているとしています。

    また「公共投資」についても、昨年度の補正予算の執行が進んだことなどから「堅調に推移している」と判断を引き上げました。

    一方「個人消費」は「持ち直しに足踏みがみられる」という判断を据え置きました。

    ことし1月から3月のGDP=国内総生産の速報値で個人消費は4期連続でマイナスとなったものの、新車の販売台数が持ち直していることなどを踏まえました。

    こうしたことから景気全体については「このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している」という判断を維持しました。

    一方、先行きについては緩やかな回復が続くと期待されるものの、物価上昇や中東情勢などの影響に十分注意する必要がある、としています。

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    2024-05-27 10:30:40Z
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    長期金利 1.025%に上昇 約12年ぶり高い水準 | NHK - nhk.or.jp

    国債は、価格が下がると金利が上昇するという関係にあります。

    27日の債券市場では、日本国債を売る動きが強まり、午後の取り引きで長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが1.025%まで上昇しました。

    これは、2012年4月以来、およそ12年ぶりの高い水準です。

    市場関係者は「きょう、行われた日銀主催の会議では、植田総裁や内田副総裁から踏み込んだ発言はなかったという受け止めが多いものの、市場では、日銀が金融政策の正常化を早めるのではないかとの見方が根強く、日本の国債を売る動きが強まっている」と話しています。

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    2024-05-27 08:42:04Z
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    Minggu, 26 Mei 2024

    広島県府中町長選、寺尾氏が初当選 新人5人の争い制す - 中国新聞デジタル

     広島県府中町長選は26日投開票され、無所属新人の元町議寺尾光司氏(65)が、いずれも無所属新人の4氏を破り、初当選した。

    広島県府中町長選の選挙速報

     2期目の佐藤信治町長の引退表明を受け、元町議川上翔一郎氏(37)=自民、公明推薦、会社役員松本真明氏(34)、元町議二見伸吾氏(60)、元中学校教諭角田(すみだ)明広氏(61)と今後の町政を巡る論戦を繰り広げた。

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    2024-05-26 14:35:00Z
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    G7、ロシア凍結資産活用は首脳会議で判断 中国の過剰生産懸念 - ロイター (Reuters Japan)

    G7、ロシア凍結資産活用は首脳会議で判断 中国の過剰生産懸念

     イタリア北部ストレーザで開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は25日、制裁で凍結したロシア資産をウクライナに活用する案について、6月の首脳会談での判断材料の準備を進めることで一致して終了した。24日撮影(2024年 ロイター/Massimo Pinca)

    [ストレーザ 25日 ロイター] - イタリア北部ストレーザで開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は25日、制裁で凍結したロシア資産をウクライナに活用する案について、6月の首脳会談での判断材料の準備を進めることで一致して終了した。具体策について言及はなかった。

    ウクライナ侵攻を受けて凍結されているロシアの金融資産は約3000億ドル。

    会議の終了後に発表された声明は「ロシアの凍結資産から生じる利益を巡る潜在的な手段についての議論を進めている」との表現にとどまった。

    米国はウクライナに対する最大500億ドルの融資提供への支持をG7各国に働きかけてきた。ただ声明では詳細への言及はなく、融資実行の前に多くの法的・技術的な問題を解決する必要があることが示唆された。

    この問題は6月中旬に南イタリアで開催されるG7首脳会議で協議される。

    <中国批判>

    会議では、中国の「過剰生産能力」による輸出拡大も主要議題として議論された。

    声明で「中国の非市場的な政策や慣行の包括的利用について懸念を表明する。今後も過剰生産能力の潜在的な悪影響を監視し、世界貿易機関(WTO)の原則に沿って公平な競争条件を確保するための措置を講じることを検討する」と懸念を表明した。

    米国は先週、中国からの電気自動車(EV)などの輸入に対する大幅な関税引き上げを発表した。

    米政府はG7に同様の措置は求めていないが、イエレン米財務長官は今週、G7が中国の産業・貿易政策に反対の意志を表明することを望んでいると述べていた。

    議長国イタリアのジョルジェッティ経済財務相はこの件について、見解が分かれていることを明らかにした。

    <税制・為替>

    多国籍企業に対するグローバルな最低税率については、来月末までに合意の第一弾の柱に署名することを目指すとした。ただジョルジェッティ経財相はこれについて、実現は困難との見通しを示した。

    為替については、日本の要請に基づき、市場の過度な変動は経済の安定に悪影響を与えるとした過去の合意を再確認した。 もっと見る

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    2024-05-26 10:54:38Z
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    日本株、「外圧」が起爆剤 物言いは還元から稼ぐ力へ 篠崎健太 - 日本経済新聞

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    2024-05-26 08:00:00Z
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    Sabtu, 25 Mei 2024

    長期金利は市場で形成されることが基本-1%台に上昇で植田日銀総裁 - ブルームバーグ

    日本銀行の植田和男総裁は25日、長期金利が12年ぶりの1%台に上昇していることに関し、長期金利は金融市場で形成されることが基本になると語った。イタリア・ストレーザで開催された主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の終了後、記者会見した。

      植田総裁は、大規模緩和の修正に踏み切った3月の金融政策決定会合で、国債買い入れは「これまでとおおむね同程度の金額で継続する」ことを決定したと説明し、「長期金利は金融市場で形成されることが基本になると考えている」と指摘。日々の短期的な金利の動向や水準にはコメントを控えるとしつつ、「市場の動向を今後とも丁寧にモニタリングをしていく」と述べた。

      新発10年債利回りは22日に11年ぶりの1%に上昇し、24日には1.005%と12年ぶりの高水準を付けた。日銀が早期に国債買い入れの減額や追加利上げに踏み切るとの思惑が背景にあり、市場では植田総裁の見解に注目が集まっていた。

    【日本市況】株式反落、長期金利は12年ぶり高水準-円は157円台軟調

      会見に同席した鈴木俊一財務相は、「金利の上昇は利払い費の増加を招き、財政を圧迫する恐れがある」とし、これまで以上に気を引き締めて財政健全化の取り組みを進めていくと強調。低金利で国債が発行できた従来とは環境が異なるとし、「金利のある世界が到来したことを強く認識する必要がある」と主張した。

      G7会議では、為替レートの過度の変動や無秩序の動きは経済および金融の安定に悪影響を与え得るとしたコミットメントが再確認されたと説明。G7期間中にイエレン米財務長官との会談は行われなかったとも述べた。

     

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    2024-05-25 14:30:48Z
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    国内株式市場見通し:日米金利上昇が重し、売買代金も減少し日経平均の動きは鈍い(フィスコ) - Yahoo!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス

    なお、5月第3週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を384億円買い越したほか、TOPIX先物を1797億円売り越し、225先物は614億円売り越したことから、合計2027億円の売り越しとなった。一方、個人投資家は現物を1093億円売り越すなど合計で518億円買い越し。なお、信託は現物を492億円と小幅に買い越した。

    ■31日にはMSCIリバランス

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    2024-05-25 05:19:00Z
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    Jumat, 24 Mei 2024

    ECB追加利下げ、9月まで待つ必要があるだろう-独連銀総裁 - ブルームバーグ

    欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行(中銀)総裁は、想定されている6月の初回利下げ後に追加利下げをする場合、恐らく9月まで待つ必要があるとの見方を示した。

      ナーゲル氏は24日、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が開催されているイタリア北部ストレーザでブルームバーグテレビジョンに対し、来月見込まれている利下げに続く行動を急ぎ過ぎないようけん制した。

      同氏は「6月に利下げがあるとして、われわれは待つ必要があるだろう。恐らく9月まで待つべきだと考えている」と語った。

    動画:ブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じるナーゲル独連銀総裁(イタリア・ストレーザ)

    Source: Bloomberg

      ECBが次回6月6日に発表する政策判断では、利下げの決定が広く織り込まれているが、その後についてはあまり明確ではない。経済成長の勢いが増し、インフレや賃金の伸びにも根強さが見られる中、連続利下げが必要な根拠は弱まりつつある。

      6月の後の展開について政策委員の多くは発言を控えているが、シュナーベル理事は先週、7月の行動には反対すると示唆した。

      市場は依然として6月の初回利下げを見込むものの、9月の追加利下げ確率は60%としている。年内に3回目の利下げがある確率は今や3分の1とみられている。先週時点では年内3回の利下げが事実上完全に織り込まれていただけに、大きな変化だ。

    Euro-Area Wage Growth Ticked Up Again in First Quarter

    Source: ECB

      ECBが23日発表したユーロ圏の妥結賃金は予想に反して伸びが加速し、政策当局者にとって警戒すべき兆しを示した。ナーゲル氏は「賃金のデータはかなり強かったが、自分にとって驚きではなかった」と指摘し、「賃金のデータは遅行指標の類いであることが多い。従って、データの内容は過去のインフレ率に関連している」と論じた。

    関連記事:

    原題:Nagel Says ECB Should Wait for September for Second Rate Cut (2)(抜粋)

    (第5段落以降を加えます)

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    2024-05-24 14:32:16Z
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    Kamis, 23 Mei 2024

    日本経済「持ち直しの見方、変わらず」=植田日銀総裁 - ロイター (Reuters Japan)

    日本経済「持ち直しの見方、変わらず」=植田日銀総裁

    日銀の植田和男総裁は23日、日本経済の先行きに関し、持ち直すとの見方に変わりないと述べた。資料写真、3月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

    [ストレーザ(イタリア) 23日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は23日、日本経済の先行きに関し、持ち直すとの見方に変わりないと述べた。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に先立ち、現地で記者団に語った。

    1―3月期実質GDPがマイナス成長だったことについては自動車の生産・出荷停止の影響が出たと指摘。一方、事前に予想されていた動きとし、「4月会合後のデータだが、基本的な日本経済についての認識はそのデータを経たあとでも、4月の会合時点から大きく変わっていない」と語った。

    植田総裁は「残存するインフレ圧力の消費への下押しの影響も予想されていたこと」とし、「第2・四半期以降、自動車まわりのところは改善に向かうと思うし、第1の力からくるインフレのところは減衰していく。予想される名目賃金の上昇で実質所得に上向きの力が働くことから持ち直すという全体的な姿には、今のところ変化はない」と述べた。

    世界経済に関しても「(4月会合時から)大きく動いていないと思う」とした。

    最大の焦点は「米国経済がソフトランディングの最後のワンマイルをどういう風に完走するのか、あるいはうまくいかないのかというところ」と言及。今回のG7で「色々、皆さんと議論してみたい」と語った。

    欧州経済を巡り「少し弱めだったヨーロッパ経済が底打ちに向かうという話もあるが、その辺についてもどう考えているかということを議論したい」とも語った。

    「中東情勢やその他のリスクもあるが、新しいものがここにきて出てきたというわけではないと思っている」との認識も示した。

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    2024-05-23 12:49:00Z
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    【日本市況】株反発、エヌビディア決算で半導体高-円堅調、債券上昇 - Bloomberg - ブルームバーグ

    23日の日本市場では株式相場が反発し、日経平均株価は3万9000円を回復して終えた。人工知能(AI)向け半導体を手掛ける米エヌビディアが市場予想を上回る売上高見通しを示し、投資家のリスク選好が強まった。同社株は時間外取引で一時7%超上昇し、日本市場でも精密機器や電機に買いが入った。

    エヌビディア、AI関連株の上昇持続に道開く-投資減速懸念が後退

      日本銀行は国債買い入れオペの金額を全年限で据え置いた。これを受けて債券相場は中期ゾーン中心に上昇。外国為替市場の円相場は一時3週間ぶりの安値に下げたが、その後は堅調に推移した。

    23日の国内株式・為替・債券相場の動き
    • 東証株価指数(TOPIX)の終値は前日比0.6%高の2754.75
    • 日経平均は1.3%高の3万9103円22銭
      • 一時500円超上昇
    • 円は対ドルで前日比0.1%高の156円63銭-午後3時27分現在
    • 日銀オペ通知後に一時156円90銭と、為替介入観測があった1日以来の安値
    • 長期国債先物6月物の終値は8銭高の143円73銭
    • 新発10年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高い1%

    株式

      東京株式相場は反発。エヌビディアの強気見通しを手掛かりに、東京エレクトロン、レーザーテック、信越化学工業など半導体関連株が軒並み買われた。ディスコが8%高で終え、TOPIXの上昇に最も貢献した。指数を構成する2141銘柄のうち、1067銘柄が上昇、968銘柄が下落した。

      大和証券の坪井裕豪チーフストラテジストは、エヌビディアの決算を受けて市場全体に安心感が出たと指摘。良好な業績が続くのかどうかが懸念材料だったとし、それが払拭(ふっしょく)されたことで半導体株はしばらく上昇を続けやすいとの見方を示した。

      個別銘柄では、オアシスジャパン・ストラテジック・ファンドによる株式保有が明らかになった帝人が10%超急伸。一方、投資家の利益確定売りや中国の需要低迷の新たな兆しを受けて前日のロンドン金属取引所(LME)の銅相場が急反落し、三菱マテリアルなど非鉄金属株をはじめ資源関連株が軟調だった。

    日経平均の日中チャート

    為替

      東京外国為替市場の円相場は1ドル=156円台後半で取引された。日銀が国債買い入れオペを据え置いたことを受け、約3週間ぶりの安値を付ける場面があった。タカ派的な米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けたドル高や、実需のドル買いも円の重しになった。

      ただ、売り一巡後の円は堅調に推移。大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは「きょうのオペ減額を予想していた向きは少なかったため、一時的な反応にとどまっている」と指摘。FOMC議事要旨については「思っていたよりタカ派的だったが、米消費者物価指数(CPI)の発表前の議論だったことは割り引いて見る必要がある」と述べた。

    前日からのドル・円の推移

    債券

      債券相場は先物や中期債が上昇。日銀が国債買い入れオペで減額を見送ったことに加え、短い年限の需給逼迫(ひっぱく)が示されたことで中期ゾーン中心に買いが優勢だった。

      日銀は午前の金融調節で定例の国債買い入れを通知。残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下の買い入れ額をいずれも前回から据え置いた。1年超3年以下の応札額は予定額に届かない「札割れ」となり、需給の引き締まりを示した。札割れは2013年の異次元緩和導入以降では初めて。

    日銀買い入れオペ、1年超3年以下が札割れ-異次元緩和以降で初

      SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジストは、オペ据え置きは長期金利の上昇速度や1%到達が理由ではないとみている。「オペ減額で金利が跳ね上がると市場が混乱し、金利上昇を止めなければならなくなるため、本丸の6月利上げが難しくなる。円安リスクと駆け引きしたのだろう」と述べた。

      パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、今回1年超3年以下が札割れとなり、次回は減額となる可能性が出てきたと指摘した。長期金利は1%を巡る攻防となっているが、「流動性供給入札や、10年移行債、来月初めの10年債と10年ゾーンの供給が続くため、1%に吸い寄せられるのではないか」と述べた。

    新発国債利回り(午後3時時点)

     先物2年債5年債10年債20年債30年債40年債
     143円73銭0.340%0.580%0.995%1.845%2.155%2.335%
    前日比8銭高-0.5bp-0.5bp横ばい+1.5bp+1.5bp+2.0bp
    債券先物の日中の推移

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    2024-05-23 05:31:29Z
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    機能性表示食品のサプリにGMPを義務づけへ 紅麹問題受け - 毎日新聞

    紅麹(こうじ)コレステヘルプ=東京都千代田区で2024年4月8日、前田梨里子撮影 拡大
    紅麹(こうじ)コレステヘルプ=東京都千代田区で2024年4月8日、前田梨里子撮影

     小林製薬が製造・販売した紅こうじ成分入りのサプリメントでの健康被害問題を受け、政府・与党は、機能性表示食品のサプリメントを販売する事業者に対し、製造・品質管理に関する指針「GMP(適正製造規範)」の認証を取得した工場での製造を義務付ける調整に入った。医師らから健康被害の報告があった場合の消費者庁などへの報告も義務化する。政府は月内にもこうした方針を盛り込んだ再発防止策を公表する。

     機能性表示食品は、食品表示法に基づき2015年に導入された制度。事業者が安全性と機能性に関する科学的根拠などを届け出れば健康効果を表示できる。

     GMPは、原料の仕入れから出荷までの製造管理や品質管理の基準。医薬品では取得が義務付けられており、健康食品では日本健康・栄養食品協会などが認証している。ただ、機能性食品のサプリメントは認証取得が推奨されているだけで、小林製薬の紅こうじ原料の製造工場(大阪市)では取得していなかった。

     政府・与党は、健康被害発覚から消費者庁への報告に2カ月も要した点も問題視。医師の診断があるなど健康被害を覚知した際には速やかに消費者庁に報告することも義務付けたい考えだ。サプリの過剰摂取や医薬品との飲み合わせなど、リスクに対して注意喚起するよう表示方法も見直す。【阿部絢美】

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    2024-05-23 09:44:51Z
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    損保4社 「加入者の個人情報を競合他社に」漏えい確認と発表 | NHK - nhk.or.jp

    発表によりますと、東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の4社は、販売を委託する保険代理店の担当者がやりとりする電子メールで、保険の加入者の名前や証券番号、保険料などの個人情報を本来送るべきではない競合他社にも送っていたことを確認したということです。

    各社によりますと、保険代理店の担当者の間では、契約の更新手続きなどのためにこうした個人情報を電子メールでやりとりしていますが、宛先のCCに本来送るべきでない競合他社が含まれていたということです。

    これまでの調査で情報漏えいを行った疑いがある代理店は、東京海上日動が238、損保ジャパンが268、三井住友海上が151などとなっていて、業界内で同様の電子メールのやりとりが広がっていたとみられます。

    損保業界では代理店が複数の保険会社の商品を販売する構造になっていて、各社は個人情報の管理やリスクの認識が不足していたなどとしています。

    損保4社をめぐっては、企業や自治体との保険契約で保険料の事前調整を行っていたとして、去年12月に金融庁から業務改善命令を受け、業界で続いてきた慣習の是正が求められています。

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    2024-05-23 10:21:42Z
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    東証後場寄り 日経平均、上げ幅拡大 3万9000円台 米株先物が堅調 - 日本経済新聞

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    2024-05-23 03:58:30Z
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    東京海上日動、代理店から加入者情報を漏洩 競合他社に - 日本経済新聞

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    2024-05-23 04:19:53Z
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    Rabu, 22 Mei 2024

    エヌビディア 3か月決算発表 大幅な増収増益 米半導体大手 | NHK | 半導体 - nhk.or.jp

    エヌビディアが22日に発表したことし2月から先月までの3か月間の決算によりますと、売り上げは前の年の同じ時期の3.6倍に増えて260億4400万ドル、日本円でおよそ4兆800億円で、全体のおよそ87%がデータセンター部門でした。

    最終的な利益は148億8100万ドル、日本円でおよそ2兆3300億円で、前の年の同じ時期の7.3倍に増えました。

    生成AIの利用が世界で急速に広がり、アメリカのIT大手が生成AIの新たなサービスを相次いで発表して激しく競う中、データセンターで使われるAI向けの半導体の需要が急増したことが業績を押し上げ、市場の予想を上回りました。

    また、ことし7月までの3か月間の売り上げの見通しを280億ドル前後と示し、好調な業績が続くとの予想を明らかにしました。

    会社は、生成AIの利用拡大を背景に急成長する企業の象徴として株式市場で注目されていて、好調な業績はAIの需要の高まりを改めて示しています。

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    2024-05-22 21:18:54Z
    CBMiPmh0dHBzOi8vd3d3My5uaGsub3IuanAvbmV3cy9odG1sLzIwMjQwNTIzL2sxMDAxNDQ1Nzc5MTAwMC5odG1s0gEA

    NYダウ反落201ドル安 FOMC議事要旨うけ利益確定売り - 日本経済新聞

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    2024-05-22 20:40:23Z
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    農林中央金庫 1兆2000億円規模の資本増強検討を発表 | NHK - nhk.or.jp

    農林中央金庫は22日決算会見を開き、今後、出資者のJAなどを引き受け先として、1兆2000億円規模の資本増強を行う方針を明らかにしました。

    農林中金は国内で低金利環境が続く中、アメリカ国債を中心に外国債券の運用を拡大してきましたが、アメリカの金利上昇の影響などで金利が低かったときに購入した債券の価値が目減りしていました。

    この処理に伴って来年3月期の最終損益が5000億円を超える赤字に陥る見通しになり、資本増強により財務の健全性を確保するとしています。

    農林中金はリーマンショックの際にも有価証券関連の損失が膨らみ、2009年には1兆9000億円の資本増強を行っていて、外国債券に対する投資の比重の大きさが、またも収益の悪化につながった形です。

    農林中央金庫の奥和登 理事長は「外債の運用が多く、金利が上がっていく局面では経営にとって逆風だった。会員の期待に応えられなかったことは責任を感じている。職務を遂行することで責任を果たしていきたい」と述べました。

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    2024-05-22 09:16:47Z
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    長期金利が1%に上昇、13年5月以来-日銀YCC下の上限に到達 - ブルームバーグ

    長期金利が異次元緩和が始まった直後の2013年5月以来となる1%に上昇した。根強いインフレ圧力と為替相場の円安で、日本銀行が早期に国債買い入れの減額や追加利上げに踏み切るとの観測が背景。40年国債入札が弱い結果となり、長いゾーンを中心に売り圧力が強まった。

      22日の債券市場で新発10年物国債利回り(長期金利)は一時1%と、21日から2ベーシスポイント(bp)上昇した。

      1%は日銀が3月にマイナス金利を解除しイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)を撤廃するまで上限のめどとしていた水準で、到達は13年4月から10年以上続いた異次元緩和の終わりを象徴する。

      植田和男総裁は4月26日の会見で、物価が見通し通りに上昇すれば短期政策金利を徐々に引き上げていく意向を示している。国内金利の上昇は外債中心の資金運用を行ってきた国内投資家の円債回帰につながり、グローバルな資金の流れに影響を与える可能性がある。

      大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジストは「日銀が13日に国債買い入れオペを減額したことがサプライズで、今後も減額が続くとの懸念が強まっている」と指摘。債券市場の地合いが悪く、買いの手が薄いため「1%で金利上昇が止まるのか不安がある」と述べる。

      22日行われた40年利付国債の入札は、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が2.21倍と前回から低下し、最高落札利回りは2.27%と市場予想(2.26%)を上回った。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大塚崇広シニア債券ストラテジストは「金利先高観の高まりで弱めの結果となった」と指摘。「日銀のオペ減額に対する臆測が金利の不安定さにつながっている」と語る。

    長期金利推移

      長期金利は黒田東彦前日銀総裁が異次元緩和を始めた直後に1%を付けて以来、一貫して低下傾向をたどり、16年1月のマイナス金利導入後はマイナス圏に突入した。同年9月に短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%とするYCCを開始。その後は金利機能の低下や海外金利の上昇を受けて長期金利の変動幅を徐々に拡大してきた。

    上昇は継続か一服か

      節目である1%に到達した長期金利が上昇を続けるのか、それとも上昇が一服するのかが次の焦点だ。みずほ証券金融市場部の大森翔央輝チーフデスクストラテジストは、日銀の政策変更への期待が高まり続けると「国債利回りは10年セクターを中心に上昇する」とみる。10年金利は今後数週間で1.2%を付ける可能性があるという。

      オールニッポン・アセットマネジメント(ANAM)の森田長太郎執行役員・チーフストラテジストは「ここから先はYCCに守られた3月までの世界と異なり未体験ゾーンに入る」と指摘。日銀の政策決定は3週間以上先で、長期金利が「このままのスピードで上がり続けるか疑問符が付くが、こうした見方はYCC時代の思考かもしれず、可能性がないとは言えない」と語る。

      日銀は3月の枠組みの見直し時に、長期金利が急激に上昇する場合は機動的に国債の買い入れ額の増額や、特定の利回りで無制限に買い入れる指し値オペなどの実施を表明している。

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    (第9段落を追加して更新します)

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    2024-05-22 05:24:40Z
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    日経平均は続落、注目イベント控え調整ムード 金利上昇受けた動きも - ロイター (Reuters Japan)

    日経平均は続落、注目イベント控え調整ムード 金利上昇受けた動きも

     5月22日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比329円83銭安の3万8617円10銭と、続落して取引を終えた。写真は東京証券取引所で2020年10月撮影(2024年 ロイター/KIM KYUNG-HOON)

    [東京 22日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比329円83銭安の3万8617円10銭と、続落して取引を終えた。市場の関心が集まる米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabの決算、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控え、ポジション調整の動きが広がった。市場では、国内10年金利が1.00%と2013年5月以来の高水準で推移したことが手控え要因になったとの見方もあった。金利動向を手掛かりとした動きもみられた。

    日経平均は前営業日比123円安でスタートした後も下げ幅を拡大し、後場に353円安の3万8592円94銭で安値をつけた。市場はエヌビディアの決算前で手控えムードが広がっており、指数寄与度の高い半導体関連株が日経平均を押し下げた。東証プライム市場の売買代金は上位4位まで半導体関連株が占めた。

    アイザワ証券の坂瀬勝義市場情報部長は「エヌビディアの決算とFOMC議事録の公表前で、期待と不安の交錯で全体的に大きく動きづらい」と話す。エヌビディアの決算について坂瀬氏は、市場が内容を消化するまでに数日かかるとみており、「これから数日間、半導体株は荒い値動きが続きそうだ」との見方を示した。

    東証株価指数(TOPIX)は続落し、0.81%安の2737.36ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.81%安の1408.93ポイント。プライム市場の売買代金は3兆8359億7800万円と低調だった。東証33業種では、値上がりは証券、保険、情報・通信の3業種で、値下がりは電気・ガス、不動産、海運、鉱業など30業種だった。

    主力株ではファーストリテイリング(9983.T), opens new tab、東京エレクトロン(8035.T), opens new tab、信越化学工業 (4063.T), opens new tabなどが日経平均を押し下げた。東京ガス(9531.T), opens new tab、荏原製作所(6361.T), opens new tabはともに5%超安だった。半面、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tab、ダイキン工業(6367.T), opens new tab、ニデック(6594.T), opens new tabはしっかり。シャープ (6753.T), opens new tabは7.34%高となった。

    国内10年金利の上昇を受けて、地銀株などの銀行や保険が利ざや改善期待から上昇した半面、不動産は金利負担増の連想から売られた。市場では「国内金利の上昇は手控え要因の一つにはなっているが、国内金利は上昇し続けているため、今慌てて売らないといけないような局面ではない」(国内証券ストラテジスト)との声があった。

    新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.38%安の624.66ポイントと、続落した。

    東証プライム市場の騰落数は、値上がりが390銘柄(23%)、値下がりは1214銘柄(73%)、変わらずは45銘柄(2%)だった。

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    2024-05-22 07:39:24Z
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    Selasa, 21 Mei 2024

    米国株式市場=小幅高、エヌビディア決算前に様子見も - ロイター (Reuters Japan)

    米国株式市場=小幅高、FRB当局者発言に注目

    米国株式市場は小幅高で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始時期の手がかりとして当局者の発言が注目された。2011年2月撮影(2024年 ロイター/Eric Thayer)

    [ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場は小幅高で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始時期の手掛かりとして当局者の発言が注目された。また市場の重要なカタリストとなり得る22日発表のエヌビディア決算に関心が高まっている。

    22日にはFRBの前回米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨も公表される。

    CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は、FRBの議事要旨とエヌビディア決算の内容を見極めたい投資家が多く、積極的な取引は限られたとの見方を示した。

    CMEフェドウオッチによると、FRBが9月に25ベーシスポイント(bp)の利下げをする確率は64.8%。

    個別銘柄では、メイシーズ(M.N), opens new tabが5.13%高。 第1・四半期の売上高が予想以上に落ち込んだものの、通年利益見通しを引き上げたことに支援された。
    前日4.5%下げたJPモルガン・チェース(JPM.N), opens new tabは反発して2.01%上昇した。
    IBM(IBM.N), opens new tabは2.09%高。オープンソースソフトとして人工知能(AI)モデルをリリースする計画などを好感した。

    ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.07対1の比率で上回った。ナスダックでは1.35対1で値下がり銘柄が多かった。

    米取引所の合算出来高は約113億9000万株。直近20営業日の平均は約118億7000万株。

    LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場

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    2024-05-21 21:44:21Z
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    パナソニック、特定のEV向けで電池需要減 26年度以降に解消と楠見社長 - ロイター (Reuters Japan)

    パナソニック、特定のEV向けで電池需要減 26年度以降に解消と楠見社長

    パナソニック ホールディングスの楠見雄規社長(写真)はロイターなどの取材に応じ、電気自動車(EV)用電池について、米国の特定車種向けの需要が減ったことで足元の収益に影響が出ているものの、2026年度以降に徐々に解消していくとの見通しを明らかにした。1月撮影(2024年 ロイター/Miho Uranaka)

    [東京 22日 ロイター] - パナソニック ホールディングス (6752.T), opens new tabの楠見雄規社長はロイターなどの取材に応じ、電気自動車(EV)用電池について、米国の特定車種向けの需要が減ったことで足元の収益に影響が出ているものの、2026年度以降に徐々に解消していくとの見通しを明らかにした。
    楠見社長は、日本から米国に出荷していたある車種向けの電池需要が激減し、国内工場の固定費が上がったと説明。収益面で課題になっているとした。楠見社長は車種を明かさなかったが、パナソニックは米EV大手テスラ(TSLA.O), opens new tabに電池を供給している。
    ここ数年で急速に市場が拡大したEVは、パナソニックが主力とする北米を中心に成長ペースが鈍化。車載電池事業は国内工場の販売減が響き、24年3月期の調整後営業損益が187億円の赤字(前年は107億円の黒字)に転落した。25年3月期も170億円の赤字を見込んでいる もっと見る

    楠見社長は、足元の問題は需要が回復する26年度以降に徐々に解消するとの見通しを示した。「米ネバダ工場は当初計画より生産性は上がっているが、これだけ減ると国内工場が大きな赤字になっている」とし、その赤字が解消されることで車載電池の収益は26年度以降盛り返していくと語った。

    同社は車載電池について、27年度以降2桁の投下資本利益率(ROIC)を維持できる体質を目指している。30年度までに生産能力を200ギガワット時まで拡大する方針を掲げるが、楠見社長はEVの普及速度に合わせて投資をコントロールするとし、「一番避けるべきは先に投資だけしてそのラインが使われないという状況。顧客を広げ、ある種の契約ができた時点で投資する」と述べた。米国のネバダ、カンザス両工場に続く第3の拠点についての判断は「もう少し先になる」とした。

    パナソニックは3月、EV用電池を供給することでマツダ(7261.T), opens new tabと合意。SUBARU(7270.T), opens new tabとも協業していくことで合意した。楠見社長はインドでも引き合いがあるとし、「パートナー候補に協力の要請を受け、それに応えることを前向きに検討している」ことを明らかにした。

    今年秋に大統領選挙がある米国では、EVの普及に否定的なトランプ元大統領が返り咲く可能性も出ている。楠見社長は「目指しているところが政権で変わることはない。車載電池事業は北米を軸に考えている」と述べた。

    バイデン政権はインフレ抑制法(IRA)に基づく補助金でEVを後押し、パナソニックもその恩恵を受けている。楠見社長は「法律で決まっているもので、急には変わらない」との見通しを示しながらも「将来、IRAなしでも収益を出していくことはもともと目指していた」と語った。

    *21日に取材しました。

    清水律子 編集:久保信博

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    2024-05-21 17:11:00Z
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