ドイツのオンライン決済会社ワイヤーカードに資金を貸し付けている銀行は、大規模なデフォルト(債務不履行)のリスクに鑑み、外部のアドバイザーを起用することを検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。
情報が非公開のため匿名を希望した関係者によると、コメルツ銀行やABNアムロ、バーデン・ビュルテンベルク州立銀行(LBBW)、INGを中心とした少なくとも15の債権銀行が、取るべき行動について急ぎ交渉している。
ワイヤーカードは18日、19億ユーロ(約2300億円)の現金の所在が不明だとして年次報告書の公表を再び遅らせた。債権団は近く、次の行動について発表する可能性があると、非公開の情報だとして関係者が匿名を条件に述べた。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、ワイヤーカードには未利用の回転信用枠が17億5000万ユーロある。同社は、監査済みの年次報告書が19日に発表できなければ最大20億ユーロの融資が打ち切られる恐れがあると説明していた。
大半の銀行は同社が状況を解明する時間を与えるため返済期限を遅らせる方向に傾いていると関係者が述べた。ただ、別の関係者によると、これは破綻を遅らせる措置と見なされる可能性があり、ドイツでは違法になるという。
ワイヤーカードはコメント要請に応じなかったが、19日の別の発表文で、銀行団と「建設的な協議」を行っていると説明した。
原題:Wirecard Creditors Seek Advisers to Face Rising Default Risk (1)(抜粋)
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2020-06-19 16:18:00Z
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