Rabu, 19 Mei 2021

NYダウ一時580ドル安 仮想通貨が軒並み急落(写真=ロイター) - 日本経済新聞

ビットコインは一時、前日比30%も下落した=ロイター

【ニューヨーク=後藤達也】19日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均の下げ幅は一時580ドル(1.7%)を超えた。午前11時25分時点の株価は前日比366ドル安の3万3693ドル。暗号資産(仮想通貨)の急落を起点に投資家心理が悪化し、幅広い銘柄に売りが広がった。ビットコインは前日比の下落率が3割に達し、交換業者のシステム障害が多発している。

コインデスクによると、ビットコインの価格は米時間19日朝に一時3万201ドルにまで急落した。4月に付けた史上最高値(6万4801ドル)からの下落率は5割を超えた。イーサリアムやドージコイン、リップルなど前日比で一時2~4割程度下落する仮想通貨が続出した。

きっかけは中国の規制の動きだ。中国の銀行の業界団体などが18日付で金融機関に対し、仮想通貨の関連業務を禁じる通知を出した。12日には電気自動車テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がビットコインでの決済停止を表明するなど悪材料が重なった。短期筋の持ち高解消や投げ売りが膨らみ、下落の勢いが強まった。

米東部時間19日午前9時(日本時間午後10時)前後には値動きが一段と激しくなり、複数の交換所でシステム障害が起こった。世界大手の米コインベースでは投資家が一時取引できない状態となった。日本最大規模のビットフライヤーでも一時接続障害が発生した。投資家は価格が乱高下時に取引の機会を奪われた形で、仮想通貨取引の構造的な問題も浮き彫りとなった。

ビットコインは午前10時過ぎの急落以降は急速に下落幅を縮め、3万7000ドル台を付けるなど値動きが非常に荒い展開となっている。

米株式市場では仮想通貨と関連の強い銘柄が大幅安となっている。コインベースは取引開始直後に13%安となった。4月の上場以降の最安値で、初値からの下落率は4割を超えた。ビットコインへ投資してきたテスラやスクエアも一時5%以上下落した。

ビットコインの価格は2017~18年にかけてや20年3月にも急落する場面があった。ただ、20年後半から価格が大幅に上昇するなかで投資家の裾野は広がっている。時価総額も大きく膨らんでいた。今回の急落で損失が膨らんだ投資家も多いとみられ、従来よりも余波が大きくなる可能性がある。

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2021-05-19 15:45:20Z
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