6日午前の東京外国為替市場で、円相場は大幅に下落した。12時時点は1ドル=136円95~97銭と前日17時時点と比べて1円83銭の円安・ドル高だった。米景気の底堅さを示す経済指標の結果を受け、米連邦準備理事会(FRB)による利上げが長期化するとの観測が強まった。円売り・ドル買いが勢いを増し、相場は137円17銭近辺まで下げ幅を広げる場面があった。
11月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数は市場予想に反して前月から改善し、FRBが利上げに動きやすくなるとの見方が広がった。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で2023年の政策金利見通しが引き上げられるとの一部報道もあって米金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが出た。
10時前の中値決済に向け、国内輸入企業による円売り・ドル買いが増えたとの観測も円相場の重荷となった。このところ米利上げペースが鈍化するとの観測から円やユーロなど主要国通貨に対して急ピッチでドル安が進んでいたのもあり、改めてドルを買い戻す動きが活発となったことも円相場を下押しした。
円は対ユーロでも下落し、12時時点は1ユーロ=143円80~83銭と同1円41銭の円安・ユーロ高だった。
ユーロは対ドルで下落した。12時時点は1ユーロ=1.0499~1.0501ドルと同0.0039ドルのユーロ安・ドル高だった。5日発表された10月のユーロ圏小売売上高が市場予想よりも減少したことで欧州景気の先行き不安が高まり、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2022-12-06 03:25:36Z
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