15日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比104円51銭(0.37%)安の2万8051円70銭で終えた。14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では大方の予想どおり0.5%の利上げが決定され、米連邦準備理事会(FRB)は金融引き締めに積極的な「タカ派」的姿勢を維持した。前日の米国株が下落するなか日本株も売りに押された。日本と中国の経済再開期待が下支えとなり下値は限定的だった。
足元では米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化しており、FRBの引き締め姿勢が軟化するとの期待も一部で浮上していた。前日までに日米の株式相場は上昇していたため、きょうは売りが優勢となった面もある。キーエンスやZHD、エムスリーなどのグロース(成長)株の下げが相対的に大きかった。
指数は朝方下げた後、午後にかけては膠着感の強い展開となった。最大の注目イベントだったFOMCは政策金利の見通しなども含め市場で大きなサプライズなく通過し、「欧米のクリスマスシーズンの到来を控え、持ち高を傾けづらい」(国内運用会社)との声も聞かれた。
相場全体が方向感を欠くなか、防衛費の増額方針を手掛かりに重工株に買いが集まった。三菱重や川重は年初来高値を更新した。経済再開への期待は根強く三越伊勢丹などの百貨店株やJR西日本などの鉄道株が上昇したほか、中国の景気が上向くとの期待からINPEXや総合商社などの資源関連株も買われた。
東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落し、前日比3.52ポイント(0.18%)安の1973.90で終えた。東証プライムの売買代金は概算で2兆2437億円。売買高は9億1376万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は825銘柄だった。値上がりは908、変わらずは105銘柄だった。
中外薬、リクルート、オムロンが下落。アドテスト、キッコマン、オリンパスも下げた。半面、フジクラ、りそなHD、三菱商は上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2022-12-15 06:28:58Z
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