【NQNニューヨーク=川内資子】5日のニューヨーク外国為替市場で円相場は9営業日ぶりに大幅反落し、前週末比2円45銭円安・ドル高の1ドル=136円75~85銭で取引を終えた。同日発表の11月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が市場予想を上回り、米利上げが長期化するとの見方から円売り・ドル買いが優勢となった。
ISM非製造業指数は56.5と市場予想(53.7)に反して前月比で上昇した。「利上げにもかかわらず、米サービス業は底堅さを保っている」(CIBCキャピタル・マーケッツ)と受け止められた。前週末発表の11月の米雇用統計も労働市場の引き締まりを示しており、米連邦準備理事会(FRB)による利上げが想定より長く続くとの観測が高まった。
5日は米長期金利が一時3.61%と前週末終値(3.49%)から大きく上昇した。日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となった。円は前営業日までの8日続伸で142円台から一時は133円台まで急速に上昇していたため、持ち高調整や利益確定目的の円売りも出やすかった。
円の安値は136円83銭、高値は135円03銭だった。
円は対ユーロで3営業日ぶりに反落し、前週末比1円95銭円安・ユーロ高の1ユーロ=143円45~55銭で取引を終えた。
ユーロはドルに対して4営業日ぶりに反落し、前週末比0.0045ドル安の1ユーロ=1.0490~0500ドルだった。米金融引き締め観測からユーロ売り・ドル買いが優勢となった。
ただ、欧州中央銀行(ECB)による利上げ継続観測も強く、米ISM指数の発表前にはユーロ買いが先行。ユーロは一時1.0594ドルと6月28日以来の高値を付ける場面もあった。
ユーロの安値は1.0481ドルだった。
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2022-12-05 22:30:51Z
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