Rabu, 21 Juli 2021

ベゾス氏、宇宙旅行に成功 「期待を劇的に上回る」体験 - BBCニュース

Image shows the rocket launch

画像提供, Getty Images

米オンライン通販大手アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が20日、自身が保有する宇宙開発企業「ブルー・オリジン」の初の有人飛行に搭乗し、短時間の宇宙旅行に成功した。

宇宙船「ニュー・シェパード」は20日午後2時12分、テキサス州ヴァンホーン近郊の民間発射場から打ち上げられた。

発射から2分後、カプセルはロケットから切り離され、海抜高度100キロに向かって上昇を続けた。国際航空連盟(FAI)が定めた「カーマン・ライン」と呼ばれる宇宙空間と大気圏を分ける仮想の境界線がある高度だ。

宇宙船には、ベゾス氏の弟でニューヨークの慈善団体ロビンフッドの上級副代表マーク・ベゾス氏(53)、宇宙開発の先駆者で史上最高齢の宇宙飛行経験者のウォリー・ファンク氏(82)、史上最年少の宇宙飛行経験者のオリヴァー・デーメン氏(18)も搭乗した。

4人を乗せたカプセルには宇宙飛行史上で最大の窓がついており、ブルー・オリジンは地球の素晴らしい景色を堪能できるとうたっていた。

カプセルは最高高度約107キロに達した後、パラシュートで降下を始め、テキサス州西部の砂漠地帯に着陸した。

地上へ戻る最中、ベゾス氏はミッションコントロールに「船内のクルーはみんなすごく幸せだ」と伝えた。

The moment the capsule touched down in the West Texas desert

画像提供, Blue Origin

「最高の日」

10分10秒の飛行を終え、カプセルが地上に着陸すると、ベゾス氏は「最高の日だ!」と叫んだ。

帰還後のブリーフィングで、ベゾス氏は「私の期待は高かったが、その期待を劇的に上回るものだった」と述べた。

また、約4分間の無重力状態で4人が宙返りなどをする映像が公開された。

ベゾス氏は無重力状態を「とても自然なことのように感じた」と述べた。

ファンク氏は「素晴らしかった、最高だった。再び宇宙へ行くのが待ちきれない」と語った。

<関連記事>

From left: Mark Bezos, Jeff Bezos, Oliver Daemen, Wally Funk

画像提供, Blue Origin

史上最高齢の宇宙飛行経験者

1939年に米ニューメキシコ州で生まれたファンク氏は、人生を通じて空に情熱を傾けてきた。

パイロットとしての総飛行時間は1万9600時間に上り、これまでに約3000人に飛行術を指導してきた。

また、女性として初めて米国家運輸安全委員会(NTSB)の安全調査官となったほか、連邦航空局(FAA)でも女性初の審査官に就任するなど、数々の記録を打ち立ててきた。

1961年には「Women in Space」プログラムに参加。「マーキュリー13」と呼ばれる女性グループのメンバーとなり、男性の宇宙飛行士と同様のスクリーニングを受けた。

しかしこの計画は中止となり、宇宙に行くことはなかった。

ベゾス氏は19日、米CBSニュースに対し、「ウォリーは私たちをしのぐことができる。マーキュリー13の頃、彼女はどんな男性よりも優れていたし、それは今でも変わらないと保証する」と述べていた。

史上最年少の宇宙飛行経験者

デーメン氏は、オランダの投資会社サマセット・キャピタル・パートナーズのジョーズ・デーメン最高経営責任者(CEO)の息子。

同CEOは元々、2回目の宇宙飛行の席を確保していたが、今回、落札者が辞退したために繰り上がった。その後、物理学の学生である息子オリヴァー氏に席を譲ったという。

Mr Bezos was delighted as he stepped out of the capsule after landing

画像提供, Blue Origin

Crowd around New Shepard capsule

画像提供, Blue Origin

マーク氏は、今回の飛行に航空史を象徴するアイテムが持ち込まれたことを明かした。ライト兄弟の最初の飛行機に使われたキャンバス地や、1783年の世界初の熱気球飛行で使用された車両から作られたメダル、女性パイロットとして初めて単独大西洋横断飛行を成功させたアメリア・イアハート氏のゴーグルなどだという。

「億万長者の宇宙開発競争」

ニュー・シェパードは、急成長する宇宙観光事業に対応するために設計された。

ベゾス氏をはじめとする「億万長者の宇宙開発競争」の参加者たちは、超富裕層の楽しみのための宇宙飛行を提供しているとの批判を受けている。宇宙開発に投入している資金を、従業員の昇給や気候変動対策に使うべきだとの指摘も出ている。

しかしベゾス氏は、自分には環境保護のビジョンがあると主張する。「すべての重工業、すべての公害産業を宇宙に移し、地球を美しい宝石のような惑星に保つ必要がある」。

「それを実現するには何十年もかかるだろうが、始めなければならない。大きなことは小さな一歩から始まる。(中略)それが、この地球の周回軌道には入らないミッションでできることであり、何度も試すことができる」

ベゾス氏は2月、アマゾンCEOを2021年7~9月期(第3四半期)に退任し、ブルー・オリジンなど自分が立ち上げたベンチャー企業に集中したいと発表した。

Adblock test (Why?)


https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiJWh0dHBzOi8vd3d3LmJiYy5jb20vamFwYW5lc2UvNTc5MTEwMDLSASlodHRwczovL3d3dy5iYmMuY29tL2phcGFuZXNlLzU3OTExMDAyLmFtcA?oc=5

2021-07-21 02:37:46Z
52783457998062

Tidak ada komentar:

Posting Komentar