【NQNニューヨーク=横内理恵】16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日ぶりに反落し、前日比35銭円安・ドル高の1ドル=109円70~80銭で取引を終えた。8月の小売売上高などの米経済指標が市場予想を上回り、対主要通貨でドルが買われた。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大も円売りを誘った。
小売売上高が前月比0.7%増と市場予想(0.8%減)に反して増加し、米消費が想定より底堅いとの見方が広がった。フィラデルフィア連銀が発表した9月の製造業景況指数も8月から大幅に上昇し、製造業の堅調さを示したと受け止められた。新型コロナウイルスのデルタ型の感染拡大を受けて強まっていた米景気懸念が和らいだ。
米長期金利が一時、前日比0.05%高い1.35%に上昇した。日米金利差が拡大したことも円売り・ドル買いを後押しした。
ただ、円の下値は堅かった。米株式市場でダウ工業株30種平均が270ドル超下げる場面があった。投資家のリスク回避姿勢が「低リスク通貨」とされる円を支えた。
この日の円の安値は109円83銭、高値は109円37銭だった。
円は対ユーロで小幅に3日続伸し、前日比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円10~20銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで反落し、前日比0.0050ドル安い1ユーロ=1.1760~70ドルで終えた。米小売売上高の改善や米長期金利上昇を手がかりとしたユーロ売り・ドル買いが優勢だった。
ユーロの安値は1.1751ドル、高値は1.1771ドルだった。
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2021-09-16 21:50:27Z
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