【NQNニューヨーク=横内理恵】5日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅に反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の8月物は前営業日の1日と比べて8.93ドル(8.2%)安の1バレル99.50ドルで取引を終えた。一時は97.43ドルと4月下旬以来の安値を付けた。世界的な景気悪化の懸念から原油先物の売りが広がった。ドル高が進み、ドル建てで取引される原油の割高感が意識されたのも相場の重荷となった。
ロシアから欧州への天然ガスの供給が一段と細り、エネルギー高で欧州景気が悪化するとの懸念が広がった。米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めで米景気の減速基調も強まるとみられており、原油需要が停滞するとの見方が売りを誘った。
ドル高も売りの一因だった。欧州景気懸念から外国為替市場でユーロが対ドルで20年ぶりの安値を付け、英ポンドなども対ドルで下落した。欧州の主要株価指数が大幅に下落し、米株式相場も下げ幅を広げる場面があった。株と同様にリスク資産である原油先物の持ち高を手じまう動きも相場の重荷となった。
ニューヨーク金先物相場は6日続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前営業日比37.6ドル(2.1%)安の1トロイオンス1763.9ドルで取引を終えた。対ユーロなどでドル高が進み、ドルの代替投資先として逆の動きになりやすい金が売られた。一時は1763.0ドルと2021年12月以来の安値を付けた。
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2tlaS5jb20vYXJ0aWNsZS9ER1haQVNRMklOWVBDX1cyQTcwMEMyMDAwMDAwL9IBAA?oc=5
2022-07-05 20:10:20Z
1482710213
Tidak ada komentar:
Posting Komentar