[東京 29日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、買い先行でスタートする展開が想定されている。昨日の米国株が大幅上昇した流れを受けて、日本株市場も堅調な値動きとなりそうだ。節目の2万8000円を回復する場面もあると予想されるが、週末を控えて利益確定売りも出やすく、上昇一巡後は伸び悩む展開が想定されている。ドル/円が円高方向に振れており、輸出関連株の重しになる可能性もあるという。
日経平均の予想レンジは2万7700円─2万8100円。
米国株式市場は続伸し、主要株価3指数がいずれも1%超高で取引を終えた。第2・四半期の米国内総生産(GDP)が2四半期連続で縮小したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が一部の想定ほど積極的に利上げを行う必要はないとの観測が広がった。米商務省が28日発表した第2・四半期の実質GDP速報値は年率換算で前期比0.9%減だった。
今日の日本株市場では、米株高の流れを引き継ぎ堅調にスタートするとみられ、一時的に節目の2万8000円を回復する動きとなりそうだ。ただ、市場では「米国経済の状況が良くて米株が上がっているわけではなく、景気悪化で米金利が低下する中で株価が上昇した」(みずほ証券・シニアテクニカルアナリスト、三浦豊氏)との指摘も聞かれ、積極的な買いが継続するかは不透明との見方もあった。2万8000円回復後は利益確定売りが優勢になり、2万7900円を挟んでもみあう展開になるのではないか、との予想が示された。
また、足元のドル/円は134円台前半と、円高傾向となっており、輸出関連株の重しになりそうだという。国内で新型コロナウイルスの新規感染者が急増しており、サービス業を中心に軟調に推移する可能性も指摘された。
一方、米アップル、米アマゾン・ドット・コムが28日、好決算を発表したことを受けて米株先物が上昇しており、「日本株市場でも値がさのハイテク株は強含みの展開になりそうだ」(三浦氏)との声が聞かれた。
主なスケジュールでは、国内では7月東京都区部消費者物価(総務省)、6月有効求人倍率(厚生労働省)、6月失業率(総務省)などが公表予定となっているほか、ソニーグループ、デンソー、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループなどが決算発表を行う。
海外では、米国で6月個人所得・消費支出(商務省)、7月ミシガン大消費者信頼感指数確報値などが発表される予定。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 27815.48 29388.16 24681.74
+99.73 2022/01/0 2022/03/0
5 9
シカゴ日経平均先物当限 27850(円建て)
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2022-07-28 22:59:00Z
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