12日の英債券市場は激しい変動に見舞われた。期間が長めの英国債はマイナス圏で始まり、午後も下げ幅を拡大。30年債の利回りは一時5%を上回った。イングランド銀行(中央銀行)報道官が予定通りの債券購入プログラム終了を確認したことを受け、トレーダーが保有債券を売却した。
ところがその数時間後、英中銀は先月の介入開始以来最大規模の緊急債券購入ラウンドを実施。投資家が提示した従来型債券を全て買い入れ、購入額は45億6000万ポンド(約7400億円)に達した。30年債は一時の下げをおおむね打ち消し、利回りは4.8%と前日比ほぼ横ばいで終了した。
ソシエテ・ジェネラルのチーフ為替ストラテジスト、キット・ジャックス氏は「大混乱を呈している英国の政策決定ではどんなことも起こり得る」と指摘した。
この日の混乱は英政府の大型減税案発表以来、英債券市場がいかに予測不可能かつ無秩序になっているかを浮き彫りにした。年金ファンドのマージンコールも、期間が長めでインフレ連動型債券を中心に英国債の無秩序な取引に拍車を掛けている。
外国為替市場では対ドルで5日続落していたポンドは反発し、1ポンド=1.11ドル付近で推移している。FTSE100指数は0.9%下げた。
原題:UK Bonds Make a Dramatic Comeback as BOE Snaps Up £4.6 Billion(抜粋)
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2022-10-12 21:11:00Z
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