事業を引き継ぐ新会社の設立によって旧ビッグモーターは、分割されたあとの存続会社として保険金の不正請求に関する損害賠償への対応や、負債の処理などにあたることになります。
存続会社としてビッグモーターから社名を変更した「BALM」は、株式を保有していた兼重宏行前社長など創業家から投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズがすべての株式を取得しました。
取得金額は少額だとしたうえで非公表としています。
さらに、新会社「WECARS」の設立にあたって伊藤忠商事やジェイ・ウィル・パートナーズなど3社が拠出したおよそ400億円の一部が事業を引き継ぐ対価として存続会社に支払われたということです。
ただ、金融機関の融資などの負債の返済や、保険金の不正請求に関する損害賠償への対応にあてられ、創業家には渡らないとしています。
伊藤忠商事出身で「WECARS」の経営企画部長に就任した合六渉氏は会見で「創業家に対してお金が渡るどころか、逆に創業家にもそれなりの責任をとっていただくというのが今回のスキームだ」と述べました。
また、伊藤忠商事は5月1日の会見で、存続会社の経営について、旧ビッグモーター社長の和泉伸二氏が担う方向で調整が進められていると説明しました。
一方、新会社が引き継いだ中古車販売の事業は、販売台数が一時期は1割から2割ほどに落ち込み、現在も3割から4割程度にとどまっているということで、事業の立て直しが課題となっています。
不正を生み出した組織風土の改革の徹底とともに、一連の問題で失った信頼の回復が実現できるかが問われることになります。
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2024-05-01 06:15:26Z
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