24日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸し、前日比9円47銭(0.04%)高の2万3830円58銭で終えた。前日までの米株高基調の持続が支えとなったが、年末を前に買い持ち高を手じまう動きも出て上値は重かった。クリスマス休暇時期で積極的な売買を見送る投資家も多く、終日狭い範囲での値動きが続いた。東証1部の売買代金は概算で1兆2861億円と今年最低で、2014年4月18日(1兆1502億円)以来およそ5年8カ月ぶりの低水準となった。
海外投資家の多くが既に休暇入りしているとみられ、市場参加者が少ないことから上値を追う力に欠けた。同様の理由から他のアジア株式市場でも積極的な売買を手控える動きが目立っており、取引時間中は海外市場の動向など外部の手掛かり材料にも乏しかった。国内の個人投資家の関心も値動きの軽い新興銘柄に向かっているとの声が聞かれ、日経平均の日中の値幅(高値と安値の差)は57円にとどまった。
JPX日経インデックス400は小幅ながら5日続落した。終値は前日比9.90ポイント(0.06%)安の1万5450.08だった。東証株価指数(TOPIX)も5日続落し、1.20ポイント(0.07%)安の1728.22で終えた。
東証1部の売買高は8億6585万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は994と値下がりの1030を下回った。変わらずは135銘柄だった。
アドテストやファナック、太陽誘電が上昇した。ファストリやリクルートも上げた。出資先の破綻が嫌気され、朝方に売りが先行したソフトバンクグループ(SBG)も切り返して取引を終えた。半面、テルモや東エレク、エプソンは下落した。KDDIやアステラス、バンナムHDにも売りが優勢だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2019-12-24 06:25:08Z
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