13日の金融市場ではポンドと英国株が上昇する一方、英国債は下落している。総選挙で与党保守党が過半数議席を確保。欧州連合(EU)離脱を巡る行き詰まりがこれで解消され、抑制されてきた投資が再開するとの期待が市場に広がった。
ポンドは対ドルで2018年5月以来の高値に上昇。上げ幅はその後縮小した。英国債利回りは取引開始直後から急騰した。トレーダーが来年の利下げ見通しを後退させたことも背景にある。英国株では国内市場に軸足を置く銘柄を主体としたFTSE250指数が最高値を記録した。
ジョンソン英首相の揺るぎない選挙勝利によって、これまで1年以上にわたりポンドの重しとなっていた不透明感は後退した。保守党が過半数を獲得したことで、首相は自らEUと合意した離脱協定案を議会で通過させ、EUと新たな通商協定締結に向け交渉に着手することが可能になる。
ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントでポートフォリオマネジャーを務めるジャック・マッキンタイア氏(フィラデルフィア在勤)は、「欧州を巡る不安の最悪期が過ぎ去ったことを示唆していると個人的には受け止めている」と述べ、「選挙結果は市場の重大なリスク要因を取り除く。米中通商問題がまだ残っているが、英総選挙も大きな問題の一つだった。ポンドのロングはアウトライトで弊社最大のポジションとなっている」と続けた。ブランディワインは1ポンド=1.50ドルを目標値に掲げている。
ロンドン時間午前10時8分現在、ポンドは対ドルで1.9%上昇して1.3416ドル。一時は2.7%まで上昇した。対ユーロでは1.4%高の1ユーロ=83.36ペンスとなっている。
英株の代表的指数であるFTSE100指数は一時2%上昇。同指数の構成銘柄は輸出企業が大半を占め、ポンド高は利益を押し下げる要因となるが買いを集めている。内需銘柄が中心のFTSE250指数は一時5.4%上昇した。
原題:Pound Surges and Gilts Drop as Tory Landslide Jolts U.K. Assets(抜粋)
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2019-12-13 11:26:00Z
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