スウェーデン中央銀行は19日、長くマイナスだった政策金利をゼロ%に引き上げ、債券市場は他の中銀もいずれ追随するであろうことを思い出した。
スウェーデン中銀の政策発表後、世界の債券は値下がりした。欧州中央銀行(ECB)やスイス国立銀行、日本銀行などマイナス金利を採用する他の中銀にとって、スウェーデンは先例となる。こうした中銀から金利をプラス圏に向かわせる兆候が出れば、長期債の価格はさらに下がり得る。
「金利がマイナスにとどまるという考えが突然取り除かれれば、債券のリスクは利回り上昇が全てになる」 と、M&Gインベストメンツのファンドマネジャー、エリック・ロナガン氏は指摘。「債券市場はリスクの高い場所になる」とブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。
スウェーデン中銀、マイナス金利脱却-政策金利をゼロに引き上げ
市場は、2021年7月のECBの10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利上げ確率約20%を織り込んだ。16日には同月の利下げ確率5%を織り込んでいた。
19日の欧州債市場でドイツ10年債利回りは2bp上昇。10年物英国債利回りは4bp上昇した。
原題:
Retreat From Negative Rates Raises Specter of Risk for Bonds(抜粋)
BTPs in Biggest Two-Day Decline in Six Weeks: End-of-Day Curves
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiQ2h0dHBzOi8vd3d3LmJsb29tYmVyZy5jby5qcC9uZXdzL2FydGljbGVzLzIwMTktMTItMjAvUTJTSUdNRFdYMlBUMDHSAQA?oc=5
2019-12-20 04:02:00Z
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