[東京 8日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比552円98銭安の3万2305円33銭と、続落した。日銀が早期に金融政策を修正するという思惑を背景にドル安/円高が進行し、企業業績の悪化懸念から自動車などの輸出関連株を中心に売りが先行した。きょうはメジャーSQ(特別清算指数)の算出もあり、日経平均は値動きの荒い展開が継続した。
日経平均は257円安で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、一時571円安の3万2287円05銭で安値をつけた。前場中盤ではドル/円が一時142.49円と再び円高が進行し、日本株は下げを加速させた。トヨタ自動車(7203.T)は4%超安となった。
当面は株式・為替市場ともにボラタイルな展開が見込まれており、市場では一段なドル安/円高が警戒されている。米連邦準備理事会(FRB)は来年3月に利下げを開始するとの見方が強まっており「来年に日銀が利上げとなると、円高はさらに加速する。冷静に外部環境を考えると年内の政策修正も違和感はなく、マーケットは織り込みを始めている」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)という。
TOPIXは1.39%安の2327.09ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆7239億5200万円だった。きょうはメジャーSQ算出で売買が膨らんだ。東証33業種では、値下がりは輸送用機器、ゴム製品、鉄鋼、非鉄金属など29業種、値上がりは空運、銀行などの4業種にとどまった。
個別では、トヨタ自動車のほか、ファーストリテイリング(9983.T)、信越化学工業(4063.T)、東京エレクトロン(8035.T)、ファナック(6954.T)などの主力株が総じてさえなかった。ニチレイ(2871.T)、ニトリホールディングス(9843.T)、アドバンテスト(6857.T)は買われた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが268銘柄(16%)、値下がりは1364銘柄(82%)、変わらずは26銘柄(1%)だった。
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2023-12-08 17:09:39Z
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