アスクルの岩田彰一郎社長=2017年撮影
アスクルの第2位株主であるプラスは7月17日、アスクルの岩田彰一郎社長の再任に反対するヤフーの方針に賛同すると発表した。筆頭株主のヤフーとともに、アスクルが8月2日に開く予定の定時株主総会で、岩田社長の再任議案に反対票を投じる予定だ。
2018年11月時点で、ヤフーはアスクルの発行済み株式の約45%、プラスは約11%を保有しており、両社を合わせると議決権の過半数を占める。プラスは「ヤフーの考えに賛同しており、今後株主としてアスクルの企業価値向上に取り組む」としている。
アスクルは、プラスの社内事業としてスタート。09年に自社株買いを行い、プラスの子会社ではなくなった後、12年にヤフーと資本・業務提携を結んだ。親会社になったヤフーとは、ECサイト「LOHACO」を共同運営している。
アスクルの19年5月期(18年5月21日〜19年5月20日)連結業績は、純利益が前年比約89%減の約4億円に落ち込んだ。LOHACO事業が14年5月期から赤字続きということを踏まえ、ヤフーは「岩田社長の事業計画の立案力、遂行力に疑問を抱く」とし、岩田社長の再任に反対すると発表した。
一方、アスクルは、ヤフーに資本・業務提携の解消を求めたことを明かした。アスクルによれば、ヤフーが19年1月、LOHACO事業の譲渡可否や条件を検討するよう求めてきたが、アスクルがこれを拒否。その後、6月27日にヤフーの川邊健太郎社長がアスクルに来訪し、岩田社長の退陣を要求したという。
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2019-07-17 08:50:00Z
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