Minggu, 21 Juli 2019

アマゾン嫌悪ふくらむ米国 富の独占、労働者軽視に反発 - 朝日新聞

 米アマゾンの新本社が、わが町にやってくる――。空前絶後の好機をニューヨーカーたちは捨て去った。巨大IT企業を拒む心理と論理とは。(シアトル=江渕崇)

 シアトルは建設ラッシュのただ中。観光タワーからは10本以上の大型クレーンが見える。ここに本社を置くアマゾンがもたらした活況だ。ネット小売りにとどまらず、クラウドサービスや動画配信で世界トップを争い、高級スーパー「ホールフーズ」を買収。株価は10年間で25倍に膨らんだ。

 中心街のオフィス面積の2割をアマゾンが占める。地元ワシントン州は昨年の経済成長率が5・7%で全米トップだ。

不動産が高すぎて

 光が強いほど影も濃さを増す。人口約70万の街で、ホームレスが1万2千人を超えた。

 中心街から車で10分ほど。簡素な塀で囲われた一角に小屋が30戸余り。ホームレス向けの「タイニー(ちっぽけな)ハウス」だ。広さは10平方メートルほどで、ベッドを置けばいっぱい。浴室やトイレ、食堂は共用だ。50人ほどが住み、仕事や学校に通う。運営資金は寄付などで賄う。管理人のジェイソン・ボーガンさんは「去年秋のオープン以来、空室が出たことはありません」。1戸2500ドル(約28万円)。建築許可は不要。手軽さから一気に広がった。

 「状況は悪くなる一方だね」と…

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https://www.asahi.com/articles/ASM6K2C8XM6KUHBI005.html

2019-07-21 08:00:00Z
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