米連邦公開市場委員会(FOMC)は28、29 両日に開催した定例会合で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0-0.25%で据え置くことを決定した。新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)からの回復が安定しない中、米経済を支援するためにあらゆる手段を活用するとあらためて表明した。
これについての市場関係者の見方は以下の通り。
◎FOMCは投資家が織り込んだハト派シナリオを再確認-アウェアA
FOMCの29日の声明は、大方の投資家が既に織り込んでいた「極めてハト派色の強いシナリオ」を再確認しただけだと、アウェア・アセット・マネジメントの投資ディレクター、ジョン・カプリッチ氏は指摘した。
- 「われわれは金融当局がこの厳しい時期に米経済を支援するためあらゆる手段を行使することにコミットし続けるとの確認を期待していたし、その通りになった」とカプリッチ氏は声明発表後のインタビューでコメント
- 「われわれは金融政策だけでは景気浮揚を維持するには不十分だと信じ続けている。失業率が歴史的高水準にある局面で必要とされる多くの支出を支援する上で財政刺激策は極めて重要だ」
- 「大方の投資家は極めてハト派色の強いシナリオを織り込んでいた。当局はそれを確認した」
◎FRBは市場の想定を裏切らず-テイブス
ニューヨークに拠点を置くテイブスの最高経営責任者(CEO)兼主任ポートフォリオマネジャー、フィル・テイブス氏は、「市場は米連邦準備制度理事会(FRB)が市場を支えるために必要なことは何でもするとの想定で推移していた」とした上で、政策当局者は「この点で裏切らなかった」と述べた。
- テイブス氏は電子メールで、「市場が向こう数カ月に低迷すれば、FRBの市場を支える能力が試されるだろう」と指摘
- 「FRBの債券購入にもかかわらず市場が下落し始めた場合は、大量の売りを示す転換点になろう」
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2020-07-29 21:59:00Z
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