LINEが7月29日に発表した2020年12月期第2四半期累計(20年1〜6月)の連結決算は、売上高が前年同期比5.9%増の1173億4600万円、営業損益が139億5000万円の赤字(前年同期は218億1600万円の赤字)、最終損益が242億6600万円の赤字(同310億8600万円の赤字)だった。
広告事業は好調で、決済サービス「LINE Pay」などを含む戦略事業も赤字幅を縮めた。その一方で、コロナ禍の影響で営業を自粛した公式グッズ店「LINE FRIENDS STORE」の不調が足を引っ張った。
公式グッズ店が足を引っ張る
セグメント別の業績は、コミュニケーションアプリ「LINE」に掲出する広告を含むコア事業の売上高が前年同期比6.3%増の1023億8000万円、営業利益は31.0%増の220億8200万円。
LINEのトークリスト上部に表示する「スマートチャンネル」や、「LINE NEWS」に掲出するインターネット広告が好調に推移した。また、緊急事態宣言が発令された4月以降、企業と顧客の接点として「LINE公式アカウント」の利用ニーズが高まった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で広告主は一時的に減少したが、現在は徐々に回復しているという。
決済サービス「LINE Pay」などを含む戦略事業は、売上高が前年同期比3.9%増の149億6600万円、営業損益が347億1600万円の赤字(前年同期は384億8300万円の赤字)。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、公式キャラクターグッズなどを販売するLINE FRIENDS STOREの営業を国内外で自粛したため、第2四半期(4〜6月)の売り上げが前年同期比46.7%減の25億円に低下。同店舗に関連する減損損失44億5000万円を計上した。
また、コロナ禍によって、第2四半期はEC事業や食品デリバリー事業が好調だった一方、トラベル事業の取扱高が前年の2割程度に低下した。
第2四半期時点でのLINE Payの取扱高(グローバル)は前年同期比27.5%増の3640億円に伸びたが、月間アクティブユーザー数(同)は24.5%減の559万人に落ち込んだ。
通期の連結業績予想は「スマートフォンなどのモバイルアプリケーション市場は国内外で急激に変化しており、不確実性が存在する」として開示しなかった。
関連記事
関連リンク
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lml0bWVkaWEuY28uanAvbmV3cy9hcnRpY2xlcy8yMDA3LzI5L25ld3MxMTguaHRtbNIBAA?oc=5
2020-07-29 09:43:00Z
52782626998832
Tidak ada komentar:
Posting Komentar