[東京 13日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅に3日続伸し、前営業日比1066円55銭高の3万7963円97銭で取り引きを終えた。バブル崩壊が始まった1990年1月以来、約34年ぶりに節目の3万8000円台に乗せる場面もあった。指数寄与度の大きいハイテク銘柄や主力株が堅調で、指数を押し上げた。
日経平均は前営業日比350円高と、しっかりとスタート。寄り付き後も上げ幅を拡大し、バブル後高値を更新した。後場に入って買いの勢いは強まり、大引け間際に一時1113円高の3万8010円69銭の高値を付けた。主力銘柄や大型株の上昇が目立ったが、プライム市場では7割超が値上がりするなど、幅広く物色された。
市場では「ファンドマネジャーにとっては置いて行かれるリスクが生じ、出遅れないように買いが買いを呼ぶ様相となりそうだ」(国内運用会社のチーフストラテジスト)との指摘が聞かれた。
JPモルガン証券のクオンツ・ストラテジスト、高田将成氏は「米株や欧州株が史上最高値を更新する中で、次は日本株だ、という期待感が海外勢を中心に強まっている」と話す。日本株は堅調な展開が続いている一方、足元のマクロ関連指標は弱く、「株高を正当化し、上値を追うには、GDP(国内総生産)の高い伸びなどマクロ環境の回復が必要になるのではないか」との見方も高田氏は示す。
TOPIXは2.12%高の2612.03ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は5兆9628億1100万円で、昨年5月以来の高水準となった。東証33業種では、パルプ・紙、不動産以外の31業種が値上がり。保険、電気機器、サービスなどの上昇が目立った。
プライム市場の騰落数は、値上がり1274銘柄(76%)に対し、値下がりが353銘柄(21%)、変わらずが30銘柄(1%)だった。
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2024-02-13 09:23:18Z
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