[東京 5日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比200円19銭高の3万6358円21銭と、続伸した。週末2日の米国株式市場で主要3株価指数がそろって上昇した流れを引き継いだほか、為替のドル高/円安基調も追い風となった。買い一巡後は上げ幅を縮小し、もみあいとなる場面がみられたが、再び押し目買いに支えられる展開となった。半導体製造関連などは利益確定売りに押された。
日経平均は261円高で寄り付いた後、294円高の3万6452円62銭まで上昇。その後は時間外取引での米株先物の軟化を受けて、上げ幅を縮小した。個別では、東京エレクトロン(8035.T), opens new tabなど指数寄与度の高い銘柄がマイナス圏に転落し、日経平均を押し下げた。
TOPIXは0.76%高の2559.04ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆6361億7900万円。東証33業種では、値上がりは不動産、銀行、輸送用機器、保険など26業種で、値下がりは卸売、海運など7業種だった。
野村証券の神谷和男ストラテジストは「年始からの急進を受けたスピード調整がいまだ続いているものの、同時に押し目買い意欲も強く、指数を支えている」と述べた。今週は企業決算以外は目立ったイベントはないものの、10日から春節(旧正月)となることから、インバウンド(訪日外国人)関連銘柄が思惑から買われやすいとの見方を示した。
個別では、三越伊勢丹ホールディングス(3099.T), opens new tabが7%超高、パナソニック ホールディングス(6752.T), opens new tabが5%超高となるなど、先週末に発表した決算を材料視する動きがみられた。半面、東京エレクトロン(8035.T), opens new tab、SCREENホールディングス(7735.T), opens new tab、アドバンテスト(6857.T), opens new tabなど半導体製造関連はさえなかった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1142銘柄(68%)、値下がりは462銘柄(27%)、変わらずは54銘柄(3%)だった。
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2024-02-05 03:26:12Z
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