Senin, 17 Juni 2024

フィラデルフィア連銀総裁、年内1回の利下げが適切 - ブルームバーグ

米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は17日、現時点における自身の予想に基づけば年内1回の利下げが適切だと述べた。ただ、利下げの前にさらに数カ月のインフレ改善を確認したいと語った。

  同総裁は5月の米消費者物価指数(CPI)上昇率の鈍化を「非常に歓迎すべきこと」としながらも、インフレ率が当局目標の2%に向かっているとの確信を得るために、当局者はさらなる証拠を得る必要があると指摘。不確実性が高い状況が続いているため、こうした指標が示す内容次第で政策に関する他の道筋を取ることにオープンだとも語った。

Federal Reserve Chair Powell Discussion And Walking Tour During Local Economy Visit

ハーカー総裁

Photographer: Ryan Collerd/Bloomberg

  ハーカー総裁はフィラデルフィアでのイベントで講演。その後に行われた質疑応答で「私の考えでは、慎重なアプローチが必要だ」と発言。 「今後数か月間、データが正しい方向に推移するようであれば、何らかの行動を起こすことも考えられる。しかし、今はまだその段階ではない」と述べた。

  先週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では主要政策金利は据え置かれたが、最新の金利予測分布図(ドット・プロット)で当局者は年内に予想する利下げ回数を減らし、中央値で1回とした。

  ハーカー総裁は講演で「全てが予想通りとなれば、年末までに1回の利下げが適切となろう」とした上で、「データがいずれかの方向に向かうなら、実際のところ今年2回の利下げも利下げなしも、かなり可能性が高いとみている。つまり、繰り返しになるが、当局は引き続きデータ次第の姿勢を取る」と話した。

  同総裁は今年のFOMCで議決権を持っていない。インフレ抑制の進展には起伏があるが、現行の政策金利はインフレを抑制する上で十分に高いとも指摘。「11カ月近く据え置かれている現在の政策金利は、インフレ率をターゲットに戻して上振れリスクを軽減する景気抑制的な水準にとどまり、もう少し長くわれわれの目的を果たすことになるだろう」と語った。

ハーカー総裁

Source: Bloomberg

原題:Fed’s Harker Says One ‘24 Rate Cut Appropriate Based on OutlookFed’s Harker Says One ‘24 Rate Cut Appropriate Based on Outlook(抜粋)

(質疑応答での発言などを追加して更新します)

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2024-06-17 17:14:00Z
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