Rabu, 14 Agustus 2019

ココカラ買い、マツキヨHD売りに映る市場の懸念 - 日本経済新聞

14日の東京株式市場でドラッグストア大手のココカラファイン株が一時、前日比10%(570円)高の6520円まで上昇した。同業大手のマツモトキヨシホールディングス(HD)と経営統合に向けた協議を始めると伝わり、個人投資家らの買いが入った。ただココカラ株は終値では1%高にとどまり、マツキヨHD株も2%安。統合による採算改善を疑問視する向きも多いようだ。

ココカラファイン株は午前中に2018年12月以来、約8カ月ぶりの高値を更新した。両社は4月から資本業務提携の検討を進めてきた。採算の良いプライベートブランド(PB)商品の取り扱いを広げ、関西に強いココカラと首都圏が地盤のマツキヨHDが店舗網を補うなどの効果があると見られた。

ただし昼休み中の正式発表を受けて、午後に入ると上げ幅は急速に縮まった。ココカラの終値は6030円。マツキヨHDも2%安の3570円となった。マツキヨHDの19年3月期の売上高営業利益率が6.3%だったのに比べ、ココカラは同3.2%にとどまる。立地条件が悪い店舗を抱え統合による採算改善が進まないと、懸念する投資家もいるようだ。

時価総額で上回るマツキヨHD(3901億円)がココカラ(1535億円)を事実上取り込むことが市場では意識された。マツキヨHD株の下落には「利益貢献に比べて、統合による1株利益の希薄化リスクが嫌気された」(JPモルガン証券の村田大郎アナリスト)との声もあった。

また同じ時期にココカラとの経営統合を検討してきたスギホールディングスの終値は4%高の5390円。採算性が低いココカラとの統合を懸念する見方が先行していたようだ。

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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48548240U9A810C1000000/

2019-08-14 08:08:00Z
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