【第1部】米国景気回復への期待から日経平均株価は前日比405円65銭高の2万3249円61銭と大幅に3日続伸し、新型コロナウイルス禍による3月の暴落以降の最高値を更新した。東証株価指数(TOPIX)も18.62ポイント高の1624.15と上伸した。 68%の銘柄が値上がりし、28%が値下がりした。出来高は14億1149万株、売買代金は2兆5583億円。 業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、電気機器、銀行業などが上昇し、空運業、海運業、鉄鋼が下落した。 個別では、ソフトバンクGの買いが膨らみ、ファーストリテも上伸した。ソニー、東エレクが大幅高で引け、トヨタ、ホンダはしっかり。三菱UFJ、みずほFGは小高く、第一生命も値上がりした。大幸薬品は上値を追った。半面、NTT、KDDIが売りに押され、楽天も値下がりした。JALが下落し、ANAも緩み、オリックスは小幅安で引けた。 【第2部】4営業日続伸。アートスパークが値を上げた。東芝は小幅高。半面、ツインバードが軟調。千代化建は小甘い。出来高1億6089万株。 ▽2万3000円回復 13日の東京株式市場は新型コロナウイルス用ワクチンの実用化で米国景気の回復が加速するとの見方を背景に買いが優勢だった。日経平均株価はこれまで心理的な節目として意識されてきた2万3000円を上回って取引を終えた。日経平均の終値と取引時間中の高値はともに新型コロナ禍による3月の株価暴落後の最高値を更新した。 米国でハイテク企業の株式が買われた流れを受け、東京市場では半導体など電子部品株が値上がりしたほか、自動車、銀行など景気動向に敏感な主力業種が資金を集め、「市場に安心感が広がった」(インターネット証券)という。「海外の短期投資ファンドや個人投資家が買い戻しを急いだ」(銀行系証券)との見方が出ていた。 225先物は2万3130~2万3300円で推移した。最終売買日を迎えたオプション8月きりはコールが全面高。プットは軒並み下落した。
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2020-08-13 06:53:45Z
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