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12日の米株式相場は反発。テクノロジー銘柄を中心に上昇し、S&P500種株価指数は一時、新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となる前に記録した終値ベースでの最高値を上回った。金は小反発。ドルは軟化し、米国債利回りは5週ぶり高水準に上昇した。
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S&P500種は一時1.6%上昇し、2月19日に記録した終値ベースの最高値3386.15を上回った。3月の安値からの上昇率は50%を超えた。日中ベースの最高値は、同じく2月19日に付けた3393.52。
この日は主要11業種のうち10業種が上昇。特に情報技術やヘルスケア、一般消費財で上げが目立った。ナスダック総合指数は、S&P500種を上回る上昇率。アップルやマイクロソフト、テスラが大幅高となった。
ワシントン・クロッシングのシニアポートフォリオ・マネジャー、ケビン・キャロン氏は「ここ数週間、相場を押し上げてきた主な原動力はモメンタムだ」と指摘。「市場は、新型コロナに関する明るい成果に注目している。また、この厳しい時期を乗り切るため財政政策による経済支援が続くとの大きな安心感も広がっている」と述べた。
S&P500種は前日比1.4%高の3380.35。ダウ工業株30種平均は289.93ドル(1.1%)上げて27976.84ドル。ナスダック総合は2.1%上昇。米国債市場では、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、0.68%。
外国為替市場では、円がドルに対して4日続落。この日の米10年債入札は堅調だったものの、国債利回りは高い水準で推移した。ドルは主要通貨の大半に対して値下がり。ユーロは1週ぶりの大幅高となった。
主要通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。円は対ドルで0.4%安の1ドル=106円91銭。ユーロは対ドルで0.4%上昇し、1ユーロ=1.1784ドル。
ニューヨーク原油先物相場は反発し、約5カ月ぶり高値となった。需要持ち直しを示唆する統計が追い風。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計によると、先週は原油在庫が400万バレル余り減少し、ガソリンと留出油の在庫も減った。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は1.06ドル(2.6%)高の1バレル=42.67ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は93セント高の45.43ドル。
ニューヨーク金先物相場は小反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%高の1オンス=1949.00ドルで終了した。
コメルツ銀行のアナリスト、カルシュテン・フリッチ氏は「この夏の金・銀相場の目覚ましい上昇は昨日、激しい終わりを迎えた」とリポートで指摘。前日の相場急落がもたらしたテクニカル面のダメージが大きいため、金と銀が高値をすぐに回復する可能性は低いとの見方を示した。
原題:Stocks Briefly Erase Pandemic Losses; Oil Rallies: Markets Wrap(抜粋)
Yen on Worst Losing Run in Six Weeks; Dollar Drops: Inside G-10
Oil Rises With Shrinking U.S. Stockpiles Signaling Demand Pickup
Gold’s Wild Ride Continues With Prices Rebounding After Rout
(市場関係者のコメントを追加し、更新します)
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2020-08-12 21:00:00Z
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