NTTドコモの新料金プラン「ギガホ」と「ギガライト」が発表されました。
ドコモの吉澤和弘社長は「最大4割の値下げ」とアピールしましたが、両プランでは「月々サポート」や「docomo with」とった月額料金の割り引き(購入補助)が適用されず、本稿執筆時点ではこれに代わる購入補助サービスも未発表であることも手伝って、割高感が拭えません。
【固定回線のセット割と家族割引の両方を加味した場合の大容量プランの月額料金】
端末購入補助を廃止したいわゆる「分離プラン」は、2017年にau(KDDIと沖縄セルラー電話)が、2018年にはソフトバンクが先行して導入しています。
「大容量のデータプラン」と「段階制のデータプラン」という選択肢という面でも、ドコモはある意味で両キャリアの“後追い”となっています。
ドコモとau、ソフトバンクの「分離プラン」は一体どこが違うのでしょうか。現状で分かっていることをもとに比べてみましょう。
(記事中の価格は、特記のない限り税別です。月額料金は2年契約時のもので計算しています)
大容量プランは「横ばい」 家族利用で初めて差が出る
まず、各キャリアの「大容量データプラン」を比較してみましょう。
単純に料金を並べると、こんな感じになります。
ドコモのギガホを基準に考えると、auは20GBと30GBの二択からデータ容量を選べること、ソフトバンクはより大容量の50GBで提供していることが料金以外の違いとして挙げられます。
30GB同士で比較すると、ドコモのギガホとauのauフラットプラン30は月額料金はほぼ同額。ギガホは「30GBプラン」としては適当な価格設定になっていると考えていいでしょう。
各キャリアの固定ブロードバンドサービス(ドコモ光、auひかり、SoftBank光/SoftBank Air)の「セット割」を加味すると、こんな感じです。
ご覧の通り、各キャリアともに割り引き額が1000円なので、これだけでは価格差は生まれません。
では、「家族割引」を適用した場合はどうなるでしょうか。
ドコモは、ギガホとギガライトで家族の人数に応じて割り引き額を変動する仕組みを設けています。この仕組みはソフトバンクも同様であるため、それ自体が「斬新」かといわれるとそうではありません。
素の料金を一見すると「ドコモのギガホは高い」という印象を持ちがちですが、家族割を加味すると、その仕組みのないauが最も高価となるため、「ギガホ=高い」とは言いきれなくなります。
家族の複数契約による割引が一番大きいのはソフトバンク。4回線(4人)以上で利用すると、1回線あたり月額2000円が割り引かれます。4回線以上なら月間データ量がもっとも多いソフトバンクがもっとも安価という点は見逃せません。
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190421-00000011-zdn_m-sci
2019-04-20 22:11:37Z
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