ANAが導入したボーイング787-10型機の初号機が、羽田空港で披露されました。787シリーズで一番長い胴体を持つ787-10型機が日本の航空会社で導入されるのは、これが初めて。成田とシンガポール、バンコクを結ぶ東南アジア線に就航します。
席数は787-9型機と比べて1.2倍
ANA(全日空)は2019年4月5日(金)、新たに導入したボーイング787-10型機の初号機(JA900A)を羽田空港で報道陣へ披露しました。
ボーイング787-10型機の全長は、787-8型機より11.6m、787-9型機より5.5m長い68.3mで、787シリーズでは最長。日本の航空会社が導入するのはANAが初めてで、スペックは次の通りです。
・座席数:294席
・全長:68.3m
・全幅:60.1m
・全高:17.0m
・巡航速度:910km/h
・航続距離:1万1600km
・最大運用高度:1万2500m
・最大離陸重量:242.7ton
・エンジン型式名:Trent 1000
・エンジン推力:3万3480kg×2基
・搭載燃料量:126kl
このたびANAが導入したボーイング787-10型機は国際線仕様。「ビジネスクラス」はフルフラットシートを互い違いに配置した「スタッガードシート」配列。そして「プレミアムエコノミー」は2人+3人+2人、「エコノミークラス」は3人+3人+3人の配列。座席数は「ビジネスクラス」が38席、「プレミアムエコノミー」が21席、「エコノミークラス」が235席、合計は294席です。
国際線仕様のボーイング787-9型機(246席)と比べて、「ビジネスクラス」は2席減りましたが、「プレミアムエコノミー」は7席、「エコノミークラス」は43席増え、総座席数は1.2倍になっています。
シートモニターは「プレミアムエコノミー」が15.6インチ、「エコノミークラス」が13.3インチとクラス最大に。両クラスともヘッドレストは6方向に調整できる新シートを採用しています。「ビジネスクラス」のシートモニターは18インチです。
同機は、アメリカ サウスカロライナ州のチャールストンにあるボーイングの工場を日本時間3月30日(土)午前9時10分ごろ(現地時間29日20時10分ごろ)に出発。31日の午前0時ごろ、羽田空港へ到着しました。
ANAは、このボーイング787-10型機を4月26日(金)から成田~シンガポール線、7月1日(月)からは成田~バンコク線に投入する予定。この787-10型機をANAは3機発注しており、2019年5月に2号機、2020年に3号機の受領が予定されています。
【了】
https://trafficnews.jp/post/85065
2019-04-05 07:45:00Z
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