【NQNニューヨーク=川上純平】21日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=144円05~15銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)は21日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の3倍にあたる0.75%の利上げを決めた。インフレ抑制に向け当面は大幅な利上げを続ける見通しで、日米の金融政策の違いを意識した円売り・ドル買いが広がった。
FRBがまとめた委員らの政策金利見通しは2022年末で4.4%、23年末は4.6%となった。前回6月会合の予想(それぞれ3.4%、3.8%)から引き上げた。来年末の水準は市場予想(4.4%程度)を上回り、想定よりタカ派的と受け止められた。
円は一時144円70銭まで下落したが、その後は買いも入り下げ幅を縮小した。日銀は22日に金融政策決定会合を開く。市場の一部では現在の金融緩和を修正するとの観測があり、一方的な円売りは手控えられた。
円の高値は143円41銭だった。
円は対ユーロで続伸し、前日比1円55銭円高・ユーロ安の1ユーロ=141円75~85銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで続落し、前日比0.0130ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=0.9835~45ドルで取引を終えた。ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻で部分的な動員令に署名したと明らかにした。情勢緊迫化への懸念から、地理的に近接する欧州のユーロに売りが出た。FRBが大幅利上げを続けるとの見方もユーロの重荷だった。
ユーロの安値は0.9810ドル、高値は0.9920ドルだった。
【関連記事】
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2tlaS5jb20vYXJ0aWNsZS9ER1haQVNNN0lBQTA1X1MyQTkyMEMyMDAwMDAwL9IBAA?oc=5
2022-09-21 21:55:09Z
1572612213
Tidak ada komentar:
Posting Komentar