6日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前週末比162円76銭(0.58%)安の2万7866円81銭で終えた。一時300円超下落した。前週末の米株式市場で成長株を中心に下げが大きく、東京市場でも高PER(株価収益率)の成長株の下げが目立った。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」への警戒も重荷となった。
前週末の米株式市場では主要3指数がそろって下落し、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は1.9%安だった。東京市場でもハイテク関連銘柄の一部が売られた。ソフトバンクグループ(SBG)は7.4%安となり、日経平均を約87円押し下げた。投資戦略を巡る先行きの不透明感も強く、朝方から売りが先行し、東京市場の投資家心理を悪化させたとの見方があった。
新型コロナのオミクロン型をめぐっては、感染者が確認された国・地域は広がっている。感染拡大や各国・地域の制限強化の動きなどを見極めたいという雰囲気もある。投資家は運用リスクを取りにくく、市場の予想変動率が高まっている。
一方、一部の主力銘柄には買いが入っている。「投資尺度の面から日本株の割高感は薄れており、下値を拾う投資家の買いが相場全体の底堅さにつながっている」(ピクテ投信投資顧問の糸島孝俊ストラテジスト)との見方があった。朝方は高く始まっていた。
JPX日経インデックス400は反落。東証株価指数(TOPIX)も反落し、0.48%安だった。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2694億円、売買高は5億4608万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は993にとどまった。値上がりは1071、変わらずは120だった。
第一三共や中外薬が下落した。ZHDやネクソン、SUMCOも安かった。一方、川崎汽は5%超高だった。デンカや日製鋼も上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2021-12-06 00:21:11Z
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