23日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前日比236円16銭(0.83%)高の2万8798円37銭で終えた。前日の米株式相場の上昇を受け、東京市場でも運用リスクを取りやすくなった投資家の買いが先行した。アジア市場で主要な株価指数が総じて高く推移したことで、買い安心感も広がった。午後には上げ幅を広げ、この日の高値で引けた。
前日の米株式市場では、消費者心理の改善などを理由に主要な指数が上昇した。東京市場でも自動車や機械といった景気敏感銘柄の一部に買いが入った。原油や非鉄金属など資源価格の上昇を背景に、鉱業や海運、非鉄関連にも買いが入った。
23日のアジア株式市場で香港や上海など主要な指数が総じて高く推移したことも、日本株の追い風となった。市場参加者が少ないなかで、売り方の買い戻しも入って上げ幅を広げた面もある。
半面、エーザイは9%安で取引を終えた。医薬品は業種別の下落率でトップだった。小売りも下げが目立った。
JPX日経インデックス400は3日続伸した。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、終値は17.92ポイント(0.91%)高の1989.43だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆8853億円。連日で2兆円を割り込み、7月6日以来の低水準となった。売買高は8億1350万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1421と、全体の約65%を占めた。値下がりは646、変わらずは117銘柄だった。
東邦鉛や日立建機、郵船、丸紅が高かった。東急不HDも4%超上昇した。一方、日立や東宝、イオンが下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2021-12-23 06:25:59Z
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